アニメに感謝 　　　　

　　練馬区立美術館にて、７月２０日から９月２１日まで
開催される『あしたのジョー、の時代展』に行ってきました。
　ちばてつやさんの連載当時の貴重な画稿が１００点以上も展示され、
美しく迫力ある生原稿をじっくりと鑑賞できる、素晴らしい展覧会です。
　アニメファンには、１９７０年から放映されたテレビアニメ版『あしたのジョー』の
資料もオススメです。　
　当時のセル画はもちろんのこと、出崎統さんによる絵コンテや、
杉野昭夫さんによる１１話のゲスト設定の生原稿、１話、２話のＡＲ台本、
おなじみのキャラクター表、美術設定の生原稿などが、展示されていました。
『あしたのジョー２』の本編に実際に使用されたハーモニーセルも、展示されています。
　また１９７０年３月２４日に講談社で行われた「力石徹　告別式」を
再現するために、会場には実際に大きな仏壇も設置されていました。
力石徹の遺影は、７０年の告別式でも遺影を描いた金山明博さんが今回の展覧会の
ために新たに描き下ろしています。
　眼力があり、不敵な笑顔が魅力的な力石です。
７５歳にして、このような力石を描ける金山さんのパワーには、改めて脱帽です。
　ほかにも、以前ＮＨＫ－ＢＳで放送された『とことん「あしたのジョー」』で
公開された、金山さんのクロスカウンターのスケッチや、
杉野昭夫さんの描きおろし色紙なども展示されており、
アニメ版の『あしたのジョー』ファンにも、たまらない展示でした。
『あしたのジョー』のＦＡＮサイト『ＳＯＵＬ　ＯＦ　ＪＯＥ』を
長年運営されているファン第一人者である野口征恒さんの貴重なコレクション、
連載当時の『少年マガジン』や、フィギュア、レコードなど懐かしい当時のグッズも
多数展示されています。

　今回は、内覧会にて『あしたのジョー』原作者であるちばてつやさんと、
アニメ版の作画監督だった金山明博さんの４４年ぶりの再会を撮らせていただきました。
　金山さんも、随分ひさしぶりにちばさんとお会いすることが出来て、
とても喜んでいらっしゃました。
　是非、オススメしたい展覧会です。


ちばてつやさんと金山明博さん　４４年ぶりの貴重なツーショット



金山さんもオススメの展覧会です

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