1977年の出版ラッシュ 番外編
- 2015/04/18
- 00:54

■intermission 今回「1977年の出版ラッシュ」の頃の状況を調べるため、当時のムックを久しぶりにひっぱり出してみました。どれも30年以上前の本ですが、実際に手にするといずれにも思い出があり、アニメブーム時の記憶が鮮明に蘇ってきて自分でも驚きました。 セル画や原画など、制作資料を探すようになったのもこの頃からです。長年探求し続けていますと、自分でも思いもしなかったことがいろいろと起こりました。 ずっ...
1977年の出版ラッシュ⑭
- 2015/04/11
- 09:37

■「ファンタスティックTVコレクション」その2 「ファンコレNO.1」『科学忍者隊ガッチャマン』は売れ行きも良かったのか、翌年の1978年2月「ファンタステヴィックTVコレクションNO.3」として『科学忍者隊ガッチャマン PART2』が出版されました。 こちらは、第78話「死斗! 海底1万メートル」のフィルムストーリーがセンターカラーのメインでした。巻頭ページではベルクカッツェを特集し、カッツェか...
1977年の出版ラッシュ⑬
- 2015/04/05
- 09:04

■「ファンタスティックTVコレクション」『科学忍者隊ガッチャマン』その1 『ランデヴー』と『TVアニメの世界』の記事で、吉田竜夫さんが亡くなったことも、知りました。 いつも見ていたタツノコ作品のテロップに必ず原作者として出ていた吉田竜夫という方に、もう直接お会いする機会は永遠に失われてしまったんだ、と思うと、寂しさで胸の中にぽっかりと穴が空いたような気持ちになったことを覚えています。 当時古本屋を...
1977年の出版ラッシュ⑫
- 2015/04/04
- 07:33

■『月刊out増刊 アニメ&SF専門誌 ランデヴ-』その4 『ランデヴー』は、総ページの半分にわたるタツノコ特集のほかにも、内容はバラエティに富んでいました。まず当時は知る人ぞ知る幻のマンガだった『超人ロック』の新作「新世界戦隊」編が、連載第一回として掲載されました。 それまでメジャー誌に出たことはなく、ファンの間でそのタイトルだけは知れ渡っていた幻の『超人ロック』の新作を読むことが出来たのです。...
1977年の出版ラッシュ⑪
- 2015/03/29
- 07:52

■『月刊out増刊 アニメ&SF専門誌 ランデヴ-』その3 天馬正人さんというタツノコプロ創設以来の隠れた重鎮の存在を知ることができたのも、対談記事「吉田竜夫追悼座談会」のおかげです。 天馬さんからは、その後個人的にもご交誼をいただける事になりました。ですから、私にとってもこの本との出会いからそんな不思議なご縁が始まったわけです。 この対談ページには「吉田竜夫と竜の子プロの歩み」という、マンガ家時...