魅力あふれる「タツ・マゴ」作品 その1
- 2014/10/26
- 09:33
■ 「タツ・マゴ」作品とは? 1977年(昭和52年)9月5日、タツノコプロのトップだった吉田竜夫さんが45歳の若さでこの世を去りました。 多くのスタッフから慕われ、誰よりも才能と魅力にあふれたカリスマ的な人物でした。そんな偉大な創業社長が突然病に倒れ、逝去してしまったのです。 実務でも精神面でも、クリエイティブの現場を牽引してきたトップを失った同社には激震が走ったでしょう。彼らを率いてきたリーダ...
北九州の玄関には
- 2014/10/25
- 07:22

北九州出身の作家といえば、推理小説の松本清張さんが有名です。 北九州市小倉北区には、松本清張文学館があります。見どころは、松本清張さんが生前数々の作品を執筆してきた書斎や書庫、応接室などをそのまま再現した展示です。来館者は、数々の作品の生み出された家屋の一階や二階を外側から見ることが出来るのです。ここは清張ファンならずとも、一度は訪れる価値のある展示館でしょう。 そして、北九州出身として、もう一...
アニメファンの大先輩、上梨一也さん その3
- 2014/10/19
- 09:14

上梨一也さんは、アニメーターとして虫プロが倒産を迎えた最後まで在籍し、その後は荒木伸吾さんの『魔女っ子メグちゃん』や『UFOロボ グレンダイザー』などの動画を手伝ったり、日本サンライズでは金山明博さんが参加していた『超電磁マシーン ボルテスV』から『未来ロボ ダルタニアス』まで、動画チェックを担当されました。 そして、スタジオぴえろの創設を期に『ニルスのふしぎな旅』や『太陽の子エステバン』に参加さ...
アニメファンの大先輩、上梨一也さん その2
- 2014/10/18
- 08:49

念願の虫プロに入社した上梨さんでしたが、『鉄腕アトム』の進行時代は昼夜問わず死ぬほどの多忙を極めました。ですが、なによりも手塚治虫さんのもとでアニメーションを作ることが出来る喜びの方が大きかったそうです。 そして虫プロの社運を賭けた『ジャングル大帝』の制作が決定すると、晴れてアニメーターとして、『ジャングル大帝』班に参加できることになりました。 そこで出会った同世代の金山明博さん、荒木伸吾さんと...
アニメファンの大先輩、上梨一也さん その1
- 2014/10/12
- 09:31

1977年に起こった爆発的アニメブーム。ただ、それ以前にもアニメファンは存在し、それぞれ独自に活動していました。 私自身も中学生になると、まだまだ新聞や雑誌、書籍などマスコミなどの露出が少ない頃でも、アニメに関する記事などをいつも探していました。 もっとそれ以前の各家庭にテレビ受像機がなかった時代から、アニメーションに魅せられて探求しておられた方もいらっしゃいます。 有名なところでは映画評論家の...
ミニカードの時代 その15
- 2014/10/11
- 09:14

■懐かしきミニカード全盛期 その後もミニカードは、『キン肉マン』や『北斗の拳』、『パーマン』、『星闘士 星矢』など人気作品が、1980年台半ばまでは発売され続けました。 後に、販売形態も3枚20円になったり、当たりの景品も消しゴム人形やヨーヨー、ミニカードセットなど、それまでのカードホルダーではなくなったものもあります。 また、通し番号が無くなってしまうなど、せっかくの商品特性すら否定してしまうよ...
ミニカードの時代 その14
- 2014/10/05
- 08:18

■カードで知ったメーカーの数々 初期には『ゲッターロボ』のように、人気作品ゆえに、山勝、丸昌、天田など三社が競合して相次いで発売したものがありました。しかも『ゲッターロボ』は、その後も各社が何弾も続けて発行していったため、なかなかその全容がつかめませんでした。(『ゲッターロボ』のミニカードは、本当にコレクター泣かせでした。メーカーによって番号が印刷されない無いカードがあるわ、欠番もあるわ、しかも...
ミニカードの時代 その13
- 2014/10/04
- 13:23

■集める愉しみ 自分の集めていた作品のミニカードが揃う前に行き付けの店では売り切れてしまい、なんとかコレクションを完成させたくて、自転車で遠くの駄菓子屋まで探しに行ったこともあります。 そうやって見つけた店先で残っていたら、そこまで行って買うようにもなりました。それでも結局揃えられずに、悔しい思いをしたことも幾度となくありましたが。 「東映まんがまつり」での、ゲッターロボやグレートマジンガー、グレ...