『マジンガーZ』誕生ドキュメント『激マン!マジンガーZ編』
- 2015/04/29
- 06:34

『ブラックジャック創作秘話』(宮崎克/原作、吉本浩二/漫画)や、『アオイホノオ』(島本和彦/著)、『「ガンダム」を創った男たち』(大和田秀樹/著、矢立肇・富野由悠季/原案)など、ここ数年かつての名作マンガやアニメの舞台裏を描いたマンガがヒットしています。 それぞれの時代は違っても、ヒット作の陰にはクリエイターたちやそれを支える人々の情熱や苦闘など、人間味溢れるエピソードがたくさん存在します。彼ら...
70年代のアニメファン③
- 2015/04/26
- 08:21

自分たちでアニメを作ろうと、自主制作をメインに活動している人たちもいました。 それぞれの学園祭などで、2、3分くらいの制作した作品を発表していました。アニメ風の絵をスライドにして、自分たちで声を吹き込み上映するサークルもありました。そこには声優志願の人たちも、参加していたのでしょう。 また当時の人気CMだった「ヤクルト・ミルミル」のような、粘土アニメを作っている人もいました。人形アニメや手描きア...
70年代のアニメファン②
- 2015/04/25
- 06:49

当時、コスプレ系の活動は今ほど盛んではありませんでしたが、それ以外のジャンルでの活動は既にありました、 私が接してもらっていた年上の方たちは、よくよく知ると同じアニメのファンでも志向はそれぞれ違っているようでした。 その頃の大学生や高校生のファンからすれば、こちらは年下の中学生です。会話にもあまり積極的に加わることはできなかったのですが、徐々にそれぞれ違うタイプがいることが分かってきました。 ま...
70年代のアニメファン①
- 2015/04/19
- 07:20

1977年(昭和52年)の『宇宙戦艦ヤマト』の劇場公開を機に、爆発的に盛り上がってきたアニメブーム。 その中心となったのは、高校生や大学生、ティーンエイジャーのアニメファンでした。 その頃は“テレビまんが”好きな中学生や高校生は、世間的には「まだマンガから卒業できない幼稚な人間」と見られるのが常でした。まだ周囲にも、アニメが好きな人もあまりいなかったのかもしれません。 当時、私は中学生でしたので...
1977年の出版ラッシュ 番外編
- 2015/04/18
- 00:54

■intermission 今回「1977年の出版ラッシュ」の頃の状況を調べるため、当時のムックを久しぶりにひっぱり出してみました。どれも30年以上前の本ですが、実際に手にするといずれにも思い出があり、アニメブーム時の記憶が鮮明に蘇ってきて自分でも驚きました。 セル画や原画など、制作資料を探すようになったのもこの頃からです。長年探求し続けていますと、自分でも思いもしなかったことがいろいろと起こりました。 ずっ...
『ルパン三世』DVDコレクション第1シリーズ完結!
- 2015/04/12
- 08:44

好評の隔週刊「『ルパン三世』DVDコレクション」(講談社刊)が、4月8日発売のVOL.6にて第一シリーズの完結を迎えました。 VOL.6には、シリーズ前半のチーフディレクターを務めたおおすみ正秋さんのスペシャルインタビューも収録され、第一シリーズの最終巻にふさわしい内容でした。あの世界は、モンキー・パンチさんの原作を踏まえたうえで、おおすみさんと大塚康生さんのお二人の表現に対するこだわりがあったか...
1977年の出版ラッシュ⑭
- 2015/04/11
- 09:37

■「ファンタスティックTVコレクション」その2 「ファンコレNO.1」『科学忍者隊ガッチャマン』は売れ行きも良かったのか、翌年の1978年2月「ファンタステヴィックTVコレクションNO.3」として『科学忍者隊ガッチャマン PART2』が出版されました。 こちらは、第78話「死斗! 海底1万メートル」のフィルムストーリーがセンターカラーのメインでした。巻頭ページではベルクカッツェを特集し、カッツェか...
1977年の出版ラッシュ⑬
- 2015/04/05
- 09:04

■「ファンタスティックTVコレクション」『科学忍者隊ガッチャマン』その1 『ランデヴー』と『TVアニメの世界』の記事で、吉田竜夫さんが亡くなったことも、知りました。 いつも見ていたタツノコ作品のテロップに必ず原作者として出ていた吉田竜夫という方に、もう直接お会いする機会は永遠に失われてしまったんだ、と思うと、寂しさで胸の中にぽっかりと穴が空いたような気持ちになったことを覚えています。 当時古本屋を...
1977年の出版ラッシュ⑫
- 2015/04/04
- 07:33

■『月刊out増刊 アニメ&SF専門誌 ランデヴ-』その4 『ランデヴー』は、総ページの半分にわたるタツノコ特集のほかにも、内容はバラエティに富んでいました。まず当時は知る人ぞ知る幻のマンガだった『超人ロック』の新作「新世界戦隊」編が、連載第一回として掲載されました。 それまでメジャー誌に出たことはなく、ファンの間でそのタイトルだけは知れ渡っていた幻の『超人ロック』の新作を読むことが出来たのです。...