テレビスペシャル『ルパン対ホームズ』のCD発売! その1
- 2015/06/30
- 06:39

1970年代後半から始まったアニメブーム以降、テレビ各局は1時間半から2時間の単発テレビスペシャルの新作を頻繁に放映しました。 有名なところでは、日本テレビの24時間テレビ内で流された、手塚治虫さん原作の『バンダーブック』や、『海底超特急マリンエクスプレス』。企業では、生命保険会社である日本生命が提供した『まえがみ太郎』や『トンデモネズミの大活躍』などの「日生ファミリースペシャル」。 それ以外で...
アニメブーム時の公式ファンクラブ事情⑭
- 2015/06/28
- 06:36

■「ルパン三世・ファンクラブ」その2 「ルパン三世・ファンクラブ」は、1980年(昭和55年)10月の『新ルパン三世』の放映終了に合わせる形で、8月から新規会員の募集を中止します。このまま活動中止かと、心配したファンも多かったのですが、同年11月から新たに「東京ムービー・ファンクラブ」と改称し、存続することになりました。 これには安心した人も多かったことでしょう。それまでも『ルパン三世』に限らず、...
アニメブーム時の公式ファンクラブ事情⑬
- 2015/06/27
- 11:10

■「ルパン三世・ファンクラブ」その1 1978年(昭和53年)5月には、東京ムービーが『ルパン三世』ファンクラブを発足させました。 ちょうど『ルパン三世』 の第2シリーズの放送中です。視聴率も上がって年末には新作劇場版の制作も決定したこともあり、ブームアップのためもあってスタートしたのでしょう。 A4サイズのカラーで印刷された会誌には、テレビシリーズ『新ルパン三世』作画監督の北原健雄さんのコメントや...
アニメブーム時の公式ファンクラブ事情⑫
- 2015/06/21
- 08:07

■「日本アニメクラブ」その2 「日本アニメクラブ」は、実際にアニメ制作に興味を持っているファンに門戸を開こうとしたところが、新鮮でした。これまでの日本アニメ作品を教材にして、アニメ制作のノウハウを公開するという理想をその活動内容の柱として謳っていたのです。 「作る側、受ける側のクリエイティブで心の通い合った交流をはかろう」と、「日本アニメクラブ」誕生を告知した号外1号では、呼びかけていました。 実...
アニメブーム時の公式ファンクラブ事情⑪
- 2015/06/20
- 06:32

■「日本アニメクラブ」その1 1978年(昭和53年)8月には、日本アニメーションが公式ファンクラブ「日本アニメクラブ」を発足させました。 本部を銀座の日本アニメ企画のオフィス内に置き、月刊のB4版新聞形式の『マンスリー・スタジオニュース』を9月号から発刊しました。 それまでカルピス劇場の名作路線や、『ドカベン』や『釣りキチ三平』など、様々な作品を手掛け、業界内では存在感の大きな同社でしたが、ファ...
伝説のミュージシャンを追った映画『スライ・ストーン』②
- 2015/06/17
- 06:56

映画は後半、スライのお眼鏡にかなったアルケマ監督の密着取材になります。現在もパソコンに向かい作曲を続けるスライは、アルケマ監督に対していろいろと話してくれるようになります。その中で、一番印象に残ったのは次の言葉です。 「俺は、嫉妬という言葉は知らなかった、高校に入るまではな」 音楽一家に育ち、才能に恵まれ子供の頃から音楽に親しんできたスライは、誰でも自分のように音楽をプレイすることができると思っ...
伝説のミュージシャンを追った映画『スライ・ストーン』①
- 2015/06/16
- 06:55

映画『スライ・ストーン』を観てきました。 1960年代後半から70年代前半、突如現れ大人気となったファンクバンド、スライ&ファミリーストーンを率いたスライ・ストーンに関するドキュメンタリーです。 60年代後半まだ人種間や男女の格差が残っていた時代に、黒人と白人そして女性も混成という異色のメンバーで構成されたスライ&ファミリーストーンは、「ダンス・トゥ・ザ・ミュージック」や、「エヴリデイ・ピープル...
アニメブーム時の公式ファンクラブ事情⑩
- 2015/06/14
- 07:37

■「宇宙戦艦ヤマト・ファンクラブ」 1978年(昭和53年)2月には、『宇宙戦艦ヤマト』のオフィシャルファンクラブ「宇宙戦艦ヤマト・ファンクラブ」が、株式会社アカデミーの主導で発足しました。 これは、前年の劇場版『宇宙戦艦ヤマト』の上映に対し草の根で多大なパワーを発揮したファンダムの力を、プロダクション側主導で束ねていきたいという意向が働いていたのでしょう。 ちょうど、この年の夏公開が決定していた...
アニメブーム時の公式ファンクラブ事情⑨
- 2015/06/13
- 07:10

■「東映アニメーション・ファンクラブ」その3 「東映アニメーション・ファンクラブ」では、『Toei Animation Studio News』のほかにも劇場版『銀河鉄道999』公開に向けて1979年(昭和54年)、A5カラー版の「銀鉄ニュース」を発行しました。これは公開まで4号出されました。 また劇場版『999』が成功すると、その後「東映アニメーションファンクラブ・ニュース」として、『地球へ…』や『サイボーグ009 超銀河...
アニメブーム時の公式ファンクラブ事情⑧
- 2015/06/07
- 07:36

■「東映アニメーション・ファンクラブ」その2 「東映アニメーション・ファンクラブ」の月1回発行される会報『Toei Animation Studio News』は、通常はB5モノクロの1枚ぺラ2ページで、話題作のニュースや新年などはB4二つ折りの4ページ仕様になりました。 毎号新作情報と製作情報、グッズや全国のショップ情報などが新聞記事のようにコンパクトにまとめられていました。 これは切手を貼った返信用封筒を東映動画の本部...