思い出のアニメグッズ⑤
- 2015/07/26
- 06:39

■カセットレーベル アニメグッズでは、カセットレーベルもありました。この頃は、家庭用ビデオデッキもそれほど一般には普及してませんでしたから、お気に入りのアニメ作品はテレビから音声だけを録音して何度も聞き返してました。 今では信じられないかもしれませんが、CDの前身だったLPレコードでも、ドラマ音声だけを収録した「ドラマ編」なるアルバムも発売されていたのです。 この頃は、人気作品でしたらドラマ編を...
思い出のアニメグッズ④
- 2015/07/25
- 08:14

■絵はがきホルダー この当時のアニメファンには絵はがきを集めている人は多かったらしく、『アニメージュ』新年号の付録には人気作品の絵はがきが大量についていました。 大手アニメショップであるアニメックやアニメポリスペロも、独自に商品開発した“絵はがき・ホルダー“を販売していました。 アニメックのものは、一面に6枚収納出来るLPレコードのジャケットサイズになっていました。当時は絵はがきも大体6枚セットで売...
思い出のアニメグッズ③
- 2015/07/20
- 07:13

■絵はがき アニメグッズの中でもアニメの本編の画が手に入るものといえば、絵はがきでした。 人気作品のセル画などは、当然一般には販売されることはありません。そうなるとアニメの画面の絵がきれいに印刷された絵はがきは、本当にうれしいものでした。 それまで出ていた子ども向けの商品では、本編とは違いそのために描かれた商品化用の絵しかありません。せいぜい駄菓子屋のミニカードくらいでしか手元に置くことのできな...
「才田俊次と『セロ弾きのゴーシュ』展」に行ってきました
- 2015/07/19
- 10:02

7月15日から丸善丸の内本店の4階ギャラリーで行われている、「才田俊次と『セロ弾きのゴーシュ』展」を見てきました。 1982年(昭和57年)1月の公開から33年の年月を経て、ブルーレイディスク「ジブリがいっぱいCOLLECTION」にての発売を記念した展覧会です。 東京駅丸の内口横、丸の内オアゾにある4階のギャラリーには、懐かしの『セロ弾きのゴーシュ』の作品資料や、才田さんの手掛けた『小公女セーラ...
思い出のアニメグッズ②
- 2015/07/19
- 07:03

■それは『宇宙戦艦ヤマト』から始まった その2 劇場版『宇宙戦艦ヤマト』を上映した映画館の売店は、関連グッズが充実していました。 まず、パンフレットです。A4版の小冊子で500円だったと記憶していますが、まるごと一冊アニメ本編のフィルムをふんだんに使用した印刷物など、それまではありませんでした。 東映まんがまつりや、東宝チャンピオンまつりでも、ページも情報も少なくあくまで幼児対象の絵本のようなつく...
思い出のアニメグッズ①
- 2015/07/18
- 08:16

■「それは『宇宙戦艦ヤマト』から始まった」 その1 アニメに関するティーン向けのグッズが大量に作られ始めたのも、1977年(昭和52年)8月の劇場版『宇宙戦艦ヤマト』の公開からでした。 それまでは「テレビまんが」なんて、あくまでお子さま向けのものです。商品といってもオモチャやお菓子、文具、子ども向けのお弁当箱やプラスチック食器などがメインで、目の肥えたティーン向けには商品化はされていなかったのです...
アニメブーム時の公式ファンクラブ事情⑱
- 2015/07/12
- 07:25

■公式ファンクラブ時代の終焉 アニメブームに花盛りだった、各プロダクション主導による公式アニメファンクラブ。しかし、そんな状況も1978年(昭和53年)のアニメ専門誌『アニメージュ』が創刊されたことにより一転してました。 結局ファンの欲しい情報は、月刊誌ということで会報より早く掲載されますし、カラーページも多く、なにより本職の編集者が携わった誌面と、いくら制作会社サイドの人間とはいえシロウトが編集...
アニメブーム時の公式ファンクラブ事情⑰
- 2015/07/11
- 09:34

■その他のファンクラブ 前回まで、1977年から1978年にかけて発足した、プロダクション主導の公式ファンクラブを振り返ってきました。 これまで紹介したほかにも、ブーム初期には[『アンデス少年 ペペロの冒険』や『合身戦隊メカンダーロボ』を制作し、いち早く直営アニメショップを始めた和光プロのファンクラブ、「和光プロファンクラブ」がありました。 また、再建中だった新生虫プロを応援するために「虫プロファン...
アニメブーム時の公式ファンクラブ事情⑯
- 2015/07/05
- 08:17

■「竜の子プロファンクラブ」その2 竜の子プロファンクラブの会報は、初代社長だった吉田竜夫さんの未公開イラスト特集や、人気作品のフィルム特集。その都度の新作情報、スタッフのオリジナルイラストなど、内容は盛りだくさんでした。 会報の記事にはスタッフたちの野球チームの試合結果や、作品打ち上げパーティの模様、キャラクターショーのルポなど楽屋落ちネタも多く、それが尚更スタッフを身近な存在に感じることがで...
アニメブーム時の公式ファンクラブ事情⑮
- 2015/07/04
- 07:06

■「竜の子プロファンクラブ」その1 1978年(昭和53年)6月11日(日曜日)、新宿安田生命ホールでは「竜の子プロファンクラブ」結成大会が開かれました。 同年7月の『科学忍者隊ガッッチャマン』劇場版公開に向け、全国各地のファンの熱気も後押ししたようです。その劇場版の宣伝のため、スタッフたちのキャラバンも地方をまわっていました。 それまでもタツノコプロは、ファンには暖かい社風がありました。スタジオ...