『メカニックデザイナー 大河原邦男展』
- 2015/09/30
- 06:40

8月8日から9月27日まで上野の森美術館で行われていた、『メカニックデザイナー 大河原邦男展』にようやく行ってきました。 上野には、国立西洋美術館や東京都立美術館などもあるのですが、それらの美術館の展示と堂々と肩を並べ大河原邦男さんの展覧会が行われたことが、なによりうれしいことです。 『科学忍者隊ガッチャマン』の頃より、コツコツとメカニックデザインの仕事を続けられ、現在も第一線で活躍中の大河原さ...
新刊『「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気』
- 2015/09/27
- 08:09

1977年(昭和52年)夏、日本中で盛り上がったアニメブーム。その発火点となったのが『宇宙戦艦ヤマト』であったことに異論を挟む人はいないでしょう。 それまで「テレビまんが好き」であることは、世間的には恥ずかしく幼稚な趣味と見られていました。それがこのアニメブームのおかげで、アニメとアニメファンが世の中にも認知され始めたのです。 そのブームを牽引した『宇宙戦艦ヤマト』のプロデューサーだった西崎義展...
思い出のアニメグッズ⑲
- 2015/09/26
- 07:09

■ セル画 アニメブームになって、一番人気が出たアニメグッズといえば、やはりセル画でした。 アニメブーム以前、セル画はスタッフの知り合いや、デパート催事の「マンガ展」など、限られた機会を通じてしか入手出来ませんでした。その頃は、まだセル画という存在自体も一部のマニアにしか認識されていなかったかもしれません。 それが、アニメの人気が高まるとともにセル画はアニメグッズとして販路が出来、流通し始めたので...
新刊『コミック 天才バカボンの時代なのだ!』
- 2015/09/21
- 07:19

赤塚不二夫さんは2008年8月に亡くなられましたが、今年で生誕80周年を迎えるそうです。それを記念して、誕生日の9月14日に少年画報社より『コミック 天才バカボンの時代なのだ!』が発売されました。 再録した赤塚さんの3作品を除き、すべて描き下ろしの新作マンガです。しかも執筆陣は、古くからの友人である『総務部総務課 山口六平太』の高井研一郎さん。そして、てらしまけいじさん、しいやみつのりさん、あり...
思い出のアニメグッズ⑱
- 2015/09/20
- 08:21

■紙製手提げ袋 アニメブーム時から出てきたアイテムとして、紙の手提げ袋があります。今でもコミケなどでは、たくさんの同人誌の戦利品で膨らんだ手提げ袋を持つファンが多く見られます。 アニメブーム以前には、キャラクターの絵が全面に印刷された紙製手提げ袋などはあまりありませんでした。“まんが”や“テレビまんが“などはあくまで子ども向けのもので、大人たちがよく使う紙製の手提げ袋などには絵柄もふさわしくないと考え...
思い出のアニメグッズ⑰
- 2015/09/19
- 07:55

■ シナリオ・アフレコ台本 その2 アフレコ台本は、セリフや効果音などを録音するために使用したもので、声優さんたちが場面を理解し、吹き込むセリフを分かりやすく印刷したものです。 シナリオを元にして演出家が絵コンテを描き、その絵コンテを元にシーンやセリフなどを書き出したものが、アフレコ台本でした。 通常シナリオは、番組スタッフや広告代理店、スポンサーなどにも確認用に配布されることもあったので、多めに...
『Neo Utopia 54号 特集・新オバケのQ太郎』
- 2015/09/16
- 07:04

先日、久しぶりに神保町に行ってきました。神保町古書センター2階にある、漫画古書専門店・夢野書店を訪ねるためです。 同所にあった老舗の中野書店が移転のため、同店のスタッフが業務を引き継ぎ、今年4月から装いも新たに夢野書店として、再出発したのです。 以前より、アップルBOXクリエートの復刻本や、藤子不二雄ファンサークルの会報『Neo Utopia』は中野書店で購入していましたので、そのまま委託販売を引...
思い出のアニメグッズ⑯
- 2015/09/13
- 08:00

■ シナリオ・アフレコ台本 その1 アニメブーム初期には、シナリオも販売されていました。東映動画では『レインボー戦隊ロビン』やモノクロ版『サイボーグ009』など以前の人気作品のシナリオを、新たに復刻していました。 シナリオは脚本家が執筆したもので、実際に放映される内容とはセリフなどが微妙に違う場合もあります。演出家がシナリオを元に絵コンテにする際に、変更することもあったのでしょう。セリフが異なる場...
思い出のアニメグッズ⑮
- 2015/09/12
- 07:51

■カラーチャート「カラーチャート」というグッズを、ご存知でしょうか。私が始めてその存在を意識したのは、『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』の豪華本でした。 これは、セル画を塗る際のアニメカラーの色見本です。 登場する各キャラクターやメカニックをどの色で塗るのか、通常の色や影の色などをこのカラーチャートを元に指定し、ペインターが塗っていくのです。それぞれの色には番号が付けられ、色指定表にどの色で塗...
「J9シリーズ」の山本優さんとお会いしました
- 2015/09/09
- 00:24

『銀河旋風ブライガー』、『銀河烈風バクシンガー』、『銀河疾風バクシンガー』など「J9シリーズ」の原案・シリーズ構成でおなじみの脚本家、山本優さんに先日お会いしてきました。 現在、山本さんが企画中の『銀河神風ジンライガー』についてお聞きするインタビューです。昨年の『ジンライガー』の企画発表から精力的に活動していらっしゃる山本さんは、ますますパワーアップしておられました。今回はニコニコチャンネル内の...