書店配布用ノベルティグッズ⑦
- 2015/12/29
- 06:50

■ノベルティ下敷き その2 ノベルティ下敷きでは、質、量とも他社を圧倒していたのが秋田書店でした。 翌1978年(昭和53年)も新しいデザインを両面に印刷した何種類もの下敷きを配布します。 絶好調の『週刊少年チャンピオン』の連載作だった、『ブラックジャック』(手塚治虫/著)、『ドカベン』(水島新司/著)、『がきデカ』(山上たつひこ/著)、『マカロニほうれん荘』(鴨川つばめ/著)や、『プレイコミック...
勝又激さんの私家版最新句集
- 2015/12/28
- 07:27

『宇宙戦艦ヤマト』シリーズや、『鋼鉄ジーグ』、『1000年女王』、『ななこSOS』などでおなじみの美術監督・勝又激さんは、実は絵筆を握るかたわら俳句を詠む俳人でもあります。 独学で俳句を学ばれてきた勝又さんは、2013年1月には第1句集『風まかせ』(文芸社刊)を上梓されました。また、これまでも個人誌として、同名タイトルの『風まかせ』を発刊し続けておられます。 この12月には、私家版の最新版『かつ...
書店配布用ノベルティグッズ⑥
- 2015/12/27
- 08:21

■ノベルティ下敷き その1 書店で配布されたノベルティグッズの中でも、インパクトのあったのは下敷きです。 単に厚紙にコーティングされた簡易なモノでしたが、当時はまだマンガやアニメの絵はあまり出回っておらず、ポスターや絵はがきなどのキャラクター商品すら殆ど存在しなかった時代です。 人気作品のカラーイラストが、B5サイズに大きく描かれていたのがうれしいものでした。そのまま使って汚れたらもったいないので...
書店配布用ノベルティグッズ⑤
- 2015/12/26
- 08:58

■しおり 書店店頭で配布されたノベルティグッズの王道と言えば、やはりしおりです。昔から挟み込みや配布用として、いつの時代も見かけることが出来ました。 昭和50年代、角川文庫に挟み込んであった、『犬神家の一族』や『戦国自衛隊』などの角川映画の割引券にもなるしおりを覚えている人も多いでしょう。 コミックスには、しおりの挟み込みはなかったのですが、夏になるとコミックフェアが全国の書店で行われ、その特典と...
夢野書店の漫画目録『漫楽101』
- 2015/12/23
- 06:29

神保町の古書漫画専門店・夢野書店さんが先日、古書目録『漫楽101』を発行しました。 今年4月、神保町古書センターの中野書店から引継ぎ、新たな船出となった夢野書店です。当初目録の発行は6月の予定と聞いておりましたが、日々の業務もありようやく12月に漫画古書目録を出してくれたのです。 中野書店時代からの古書目録タイトル『漫楽』をそのまま受け継ぎ、101号からの発行となります。これまでどおり戦前からの単...
書店配布用ノベルティグッズ④
- 2015/12/20
- 07:07

■ミニカレンダー・カード その3 1979年(昭和54年)以降、朝日ソノラマはソノラマ文庫で後にアニメ化された『クラッシャージョウ』の安彦良和さんによるイラストや、『劇場版火の鳥2772 愛のコスモゾーン』、湖川友謙さんが描いた『伝説巨人イデオン』などアニメ関連の絵柄を多用していきます。 講談社は『週刊少女フレンド』の庄司陽子さんの人気連載『生徒諸君!』の、裏面が時間割になったカードを出していまし...
書店配布用ノベルティグッズ③
- 2015/12/19
- 07:25

■ミニカレンダー・カード その2 1978年(昭和53年)夏頃には、秋田書店の『冒険王』、朝日ソノラマの『月刊マンガ少年』も、マンガのイラストを使用したカードが配布し始めました。 秋田書店のノベルティカードは1978年の7月から12月まで半年分のカレンダーで、絵柄は『冒険王』に連載中だった松本零士さんによる『宇宙戦艦ヤマト』でした。(タイトルは『ヤマト』でしたが、連載されていたのは劇場版第2作の『...
雑誌『昭和40年男』10月号のマンガ特集
- 2015/12/16
- 06:27

毎号懐かしのサブカルチャーを取り上げる隔月刊誌『昭和40年男』(クレタパブリッシング刊)の10月号(9月11日発売)で、1970年代の人気マンガの特集が組まれていました。 「俺たちの心を震わせたマンガたち。」と題して、『すすめパイレーツ』の江口寿史さんや、『ドーベルマン刑事』の平松伸二さん、『コブラ』の寺沢武一さん、『エコエコアザラク』の古賀新一さん、『12の三四郎』の小林まことさんなど、錚々た...
書店配布用ノベルティグッズ②
- 2015/12/13
- 08:14

■ミニカレンダー・カード その1 書店で配布されていたミニカレンダーは、そもそもは『週刊新潮』や『時刻表』など、大人向け雑誌のパブリシティ用のものが始まりでした。 まだ携帯電話やスマホが世に出る前の頃でしたから、手軽な手札サイズのミニカレンダーは手帳やパスケースに収まり、重宝していたのです。 マンガ作品宣伝用のミニカレンダーもだいたいが半年分で、あとは学生向けに授業の教科を書き込める時間割表になっ...
書店配布用ノベルティグッズ①
- 2015/12/12
- 11:43

■アニメブーム時の書店ノベルティグッズ事情 アニメブームとなった1977年(昭和52年)から1978年(昭和53年)の頃は、マンガの人気も盛り上がっていました。 『少年ジャンプ』や『少年マガジン』、『少年サンデー』『少年チャンピオン』などおなじみのマンガ週刊誌。そして『月刊マンガ少年』や『冒険王』などの月刊誌。 『週刊少女フレンド』、『少女コミック』、『別冊マーガレット』、『りぼん』、『なかよし』、...