書店配布用ノベルティグッズ⑬
- 2016/01/31
- 07:44

■絵ハガキ その4 小学館のコミックスキャンペーンの絵ハガキは、翌年1983年(昭和58年)の夏も配布されました。種類も増え、同社の各雑誌に連載されている人気マンガ作品を絵ハガキ化したのです。 高橋留美子さんの『うる星やつら』や、『めぞん一刻』、あだち充さんの『タッチ』、『みゆき』はもちろんのこと、たがみよしひささんの『軽井沢シンドローム』や、藤子不二雄さんの『パーマン』、北見けんいちさんの『釣り...
『娘になった妻、のぶ代へ』砂川啓介/ 著
- 2016/01/30
- 08:25

古くからの『ドラえもん』ファンでしたら、アニメのドラえもんといえばやはり大山のぶ代さんの声が思い浮かぶでしょう。 その大山のぶ代さんのご主人でもある砂川啓介さんが、闘病生活を送る大山さんとの日々を本にされました。 私も、1979年(昭和54年)からテレビ朝日系列でスタートした、シンエイ動画版『ドラえもん』が好きでした。 放映当初は、平日の夕方に15分一本で放映され、それを楽しみにしていました...
レジェンドたちの新年会 2016
- 2016/01/24
- 09:45

昨晩、都内某所で行われた会にお邪魔してきました。アニメ界のレジェンドたちの2016年新年のプライベートな集まりです。 皆さんのスケジュールが忙しすぎて昨年の忘年会を行うことができず、年明けの新年会にしなったそうです。今も『妖怪ウォッチ』の作画監督として活躍中のアベ正己さん、格闘技イベントのポスターを手掛け、現在ご自身のオリジナル作品を準備中の須田正巳さん、3作品の原画を担当し多忙な宇田川一彦さん...
書店配布用ノベルティグッズ⑫
- 2016/01/23
- 09:09

■絵ハガキ その3 1980年代に入ると『少年サンデー』や『ビッグコミックスピリッツ』、『少年ビッグコミック』(旧誌名『マンガくん』)などでヒット作を擁していた小学館も、書店配布用のグッズを作成します。 高橋留美子さんの『うる星やつら』や『めぞん一刻』、あだち充さんの『タッチ』、『みゆき』など人気作品の特製しおりや絵ハガキを配布してくれたのです。 今ではコミックスの購入特典として限定で絵ハガキなど...
藤脇邦夫さんの新刊『出版アナザーサイド』 その2
- 2016/01/17
- 06:25

著者である藤脇さんは、『ザッパ・ボックス』(監修/八木康夫)のようなマニアックな音楽本のほかに、『キューブリック』(ミシェル・シマン著 内山一樹/監訳)や、『デニス・ホッパー 狂気からの帰還』(エレナ・ロドリゲス著 綾部修/訳)、『ヒチコック&メイキング・オフ・サイコ』(スティーヴン・レベロ著 岡山 徹/訳)など、ディープな映画本の刊行にも関わっておられます。本書にはそれらの仕掛け人ならではの、印...
藤脇邦夫さんの新刊『出版アナザーサイド』 その1
- 2016/01/16
- 08:01

出版社の敏腕営業マンであり、『出版幻想論』や『出版現実論』(共に太田出版刊)などの著書を持つ藤脇邦夫さんが、ご自身が定年を迎えることを機に、自分史を一冊にまとめられました。 『出版アナザーサイド ある始まりの終わり 1982―2015』(本の雑誌社)と題し、ご自身が在籍されておられた白夜書房での入社から退職されるまでの歩みを書き下ろした、とても興味深い内容です。 白夜書房といえば、『漫画ブリッコ...
書店配布用ノベルティグッズ⑪
- 2016/01/10
- 08:31

■絵ハガキ その2 1978年(昭和53年)夏に配布された秋田書店の絵ハガキセットでしたが、その後セットになったものは作成されませんでした。 アニメックなどのアニメショップでも、アニメやマンガの絵ハガキが商品化されて販売され始めていましたから、期待されたほど反響が無かったのかもしれません。 それから2年ほど過ぎた頃、集英社の『少年ジャンプ』で連載された作品がいきなり話題となりました。鳥山明さんの...
書店配布用ノベルティグッズ⑩
- 2016/01/09
- 08:13

■絵ハガキ その1 ライトノベルなどの販促用絵ハガキは、今では常に作成され書店で見ることができます。宛名面の下には、作品の情報が印刷され、表面には表紙などの魅力的なカラーイラストが印刷されています。 好みの作品の絵ハガキを、新刊が出るたびに集めているファンも多いでしょう。 販促グッズとしてのノベルティ絵ハガキは、今や当たり前のように常に書店で配布されるようになりました。 ただ1970年代後半から8...
『赤塚不二夫先生との下落合呑んべえ日記』
- 2016/01/06
- 06:57

昨年、生誕80周年を迎えた赤塚不二夫さんのことを書いた、しいやみつのりさんの『赤塚不二夫先生との呑んべえ日記』(小学館刊)を読みました。 これは、フジオプロ出身のマンガ家であるしいやみつのりさんが、赤塚不二夫さんとの日々を綴った書き下ろしマンガ+エッセイです。 しいやさんは宮崎のご出身で、10代の頃からマンガ家を目指されました。そして上京して働きながら『少年キング』の増刊でデビュー。その後、ある...
書店配布用ノベルティグッズ⑨
- 2016/01/03
- 08:44

■ノベルティ下敷き その4 秋田書店や、講談社が1978(昭和53年)頃から数年作成した、マンガファン向けのノベルティ下敷き。 単発では、後に集英社も『キャプテン翼』(高橋陽一/著)や、『COWA!』(鳥山明/著)など、力を入れた作品告知のために下敷きを配布したことがあります。 そもそも出版社のノベルティ下敷きは、小学館が自社の学習雑誌や図鑑、そして学年誌の販促ツールとして出したのが、始まりだった...