『あしたのジョー2』最終回から35周年
- 2016/08/31
- 07:15

1981年(昭和56年)8月31日は、テレビアニメ『あしたのジョー2』(東京ムービー新社)の最終回が放映された日です。今日でちょうど35周年を迎えました。 私は原作の『あしたのジョー』(原作/高森朝雄 画/ちばてつや)には小学生の頃、雑誌サイズの総集編版で出会い、この作品の熱い世界に引き込まれました。 虫プロのアニメ版『あしたのジョー』も当時は何度も再放送されましたので、その都度観ていました。た...
魚乃目三太さんの『しあわせのひなた食堂』
- 2016/08/28
- 10:59

『しあわせごはん』や『戦争めし』など、食を題材に心温まるマンガを描き続ける魚乃目三太さんの新刊、『しあわせのひなた食堂』(小学館ビッグコミックス)が7月に発売されました。これは昨年12月より『女性セブン』に連載されていた作品をまとめたものです。 実は連載中、この作品を楽しみにして、毎週同誌を読んでいました。 基本的に記事がメインという女性週刊誌の性格上、連載第1回も後半の活版、しかも6ページという...
アニメ文庫本の興亡史 ㉗
- 2016/08/27
- 08:02

■ ポストカード文庫 1984年(昭和59年)8月、『アニメディア』の発行元の学習研究社より、文庫サイズのポストカードブックが出版されました。『銀河漂流バイファム グリーティングブック』と『巨人ゴーグ グリーティングブック』です。 これは「GAKKEN MOOK アニメディアスペシャル」という長いシリーズタイトルが付いていて、文庫サイズではありましたが、書籍扱いではなく雑誌『アニメディア』発のムッ...
宮本貞雄さんにお会いしました
- 2016/08/21
- 10:42

日米を股にかけ活躍してきたアニメーター・宮本貞雄さんに、久し振りにお会いしてきました。 宮本さんは、大阪でCMのアニメーターとしてそのキャリアをスタート後、その腕を買われて虫プロに招かれ『鉄腕アトム』や『悟空の大冒険』などに参加されました。 『リボンの騎士』や『アニマル1』、そしてタツノコプロの『決断』や『科学忍者隊ガッチャマン』などでの作画監督のお仕事を、記憶されているアニメファンも多いでしょ...
アニメ文庫本の興亡史 ㉖
- 2016/08/20
- 10:46

■ 講談社X文庫 「双葉社アニメ文庫」の創刊された1984年(昭和59年)10月には、文庫大手の講談社からティーン向けの新たなレーベル「講談社X文庫」も創刊されました。 「講談社X文庫」は当初、映画『グレムリン』や『ゴーストバスターズ』、『ゴジラ』、『ビバリーヒルズ・コップ』、『ターミネーター』など話題作のノベライズをメインにしたラインナップでした。 アニメ作品も、劇場版の『SF新世紀レンズマン』...
深谷かほるさんの『夜廻り猫』グッズ
- 2016/08/15
- 09:55

小田急線相模大野駅まで、伊勢丹相模原店で行われている「猫フェア」目当てに行ってきました。同店2階回廊にあるイベントブースにて、猫をテーマにした作家さんのTシャツや人形、グッズ、ポストカードなどを販売する楽しいフェアです。 ここで、深谷かほるさんの『夜廻り猫』の作品展示やグッズ販売が行われると知り、出かけました。実は当初の予定会期は9日までだったそうで、原画などの展示は以降は終っており、現在はグッ...
アニメーション資材株式会社に行ってきました
- 2016/08/14
- 07:29

数多くの作画用紙やタイムシートなど、アニメ資材を専門に扱っているアニメーション資材株式会社にお邪魔してきました。 TCJからキャリアをスタートされ、吉田竜夫さん亡き後のタツノコ作品を支えたタツノコアニメ研究所所長だった杉井興治さんの会社です。 埼玉にある営業所には、各社専用のロゴの入ったレイアウト用紙や、動画用紙、タイムシート、カット袋などが所狭しと並べられていました。 中でも驚いたのは、色のつ...
アニメ文庫本の興亡史 ㉕
- 2016/08/13
- 08:03

■ 双葉社アニメ文庫 1984年(昭和59年)3月には、「アクションコミックス・アニメ版」で『ルパン三世』や『がんばれタブチくん』などを出版していた双葉社が、「双葉社アニメ文庫 ANIMETION LIBRARY」を創刊します。 その第一弾として、『ルパン三世 カリオストロの城』の全画面を1ページずつフルサイズ・ノートリミングで掲載した全6巻の第1巻と第2巻。そして劇場版『綿の国星』のフィルムコミックス全3巻の第1...
祝『夜廻り猫』単行本化
- 2016/08/11
- 06:33

深谷かほるさんの『夜廻り猫 第1巻』(KADOKAWA刊)が出ました。これは深谷さんがネットのインスタグラムで、ほぼ毎日発表されていたものをまとめたものです。私も時々読ませてもらっていました。 街を夜廻りする黒猫の平蔵さんが、涙の匂いを察知し、心の中で泣いている人びとや猫のもとに訪れる物語です。 この頭に猫缶をかぶった平蔵さん、決してスーパーマンではありません。この世にあふれる様々な哀しみを解決...
知られざるピクサー史『ピクサー 早すぎた天才たちの大逆転劇』
- 2016/08/07
- 06:49

2009年に発売されたピクサーのノンフィクション、『メイキング・オブ・ピクサー 創造力をつくった人々(THE PIXAR TOUCHI)』(デヴィッド・A・プライス/著 櫻井祐子/訳)。 こちらが昨年2月に『ピクサー 早すぎた天才たちの大逆転劇』と改題して、文庫化されていました。 単行本で一度で読んでいましたが、文庫化された機会にまた再度一気に読み通してしまいました。 ピクサーが、元々『スターウ...