川本征平インタビュー掲載『まんだらけZENBU 81号』
- 2017/06/28
- 21:26

隔月刊の『まんだらけZENBU 81号』が、6月に発売されました。 今回の巻頭特集は、かつてNHKで放映された『宇宙人ピピ』と『チロリン村とクルミの木』です。小松左京さん原作の『宇宙人ピピ』はフィルムも現存していないようで、なかなか見る機会がありません。 記事では、貴重な当時の台本やグッズが満載です。グッズは、玩具や文具、絵本、ソノシート、バッジなど、当時出ていたものはほぼ揃っているかのような見...
懐かしくも新しいドラマ『怪獣倶楽部 ~空想特撮青春記~』
- 2017/06/25
- 09:13

6月からMBS・TBS系で放送中のドラマ『怪獣倶楽部 ~空想特撮青春記~』を楽しんでいます。 1970年代、まだ特撮やアニメが子ども向けの「テレビまんが」だった時代が舞台です。 ストーリーは、『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』などの特撮番組に強い思いを持った、高校生から大学生、社会人までの濃いファンたちが集まり、毎回自分たちの研究同人誌のテーマを話し合うというものです。 これは『まんだらけZEN...
ちばあきおさんの『キャプテン&プレイボール メモリアルBOOK』
- 2017/06/24
- 07:57

宝島社から、『キャプテン&プレイボール メモリアルBOOK』が刊行されました。 以前「別冊宝島」で出ていた『キャプテン PERFECT BOOK』に、その後アニメ化された『プレイボール』と『プレイボール2nd』のエピソードガイドなどを追加したものです。 巻頭には、ちばあきおさんのカラー原画が多数掲載されています。キャラクターの描線や絵の具の筆使いのムラなども再現されており、ちばあきおさんの描いてい...
『マッハGOGOGO』の初放映から50周年
- 2017/06/18
- 07:55

2017年10月19日は、タツノコプロの創立55周年の記念日だそうです。 1962年(昭和37年)、タツノコプロは吉田竜夫さんと吉田健二さん、九里一平さんの3兄弟を中心に、天馬正人さんらも結集し漫画制作プロダクションとして発足しました。 そして、吉田竜夫さんの『チャンピオン太』(原作/梶原一騎)や、『少年忍者部隊月光』、『ハリス無段』(原作/梶原一騎)、九里一平さんの『マッハ三四郎』(原作/久米...
日本武道館のアース・ウィンド&ファイアー公演
- 2017/06/17
- 10:04

先月5月22日の月曜日、日本武道館に行ってきました。昨年9月以来の来日となる、アース・ウインド&ファイアーのライブをみるためです。 昨年のライブは新木場のスタジオコーストで、ほぼ全席立ち見でしたが、今年は日本武道館ということで一応座席も用意されていました。 今回は、オープニングアクトとして日本の10代の女性コーラスグループ、リトル・グリー・モンスターが登場。若々しく溌剌とした歌声を披露してくれま...
ビデオソフトの時代 ⑬
- 2017/06/11
- 10:37

アニメファンの長年の夢だった、自分の好きな作品が手元でいつでも見れるような時代。それは家庭用ビデオデッキの登場で、あっという間に叶えられ、いつのまにかビデオのみの新作も次々出されるようになりました。 以降、VHDやレーザーディスクなども登場し、いつしか映像ソフトもDVDやブルーレイで出される時代となりました。 雑誌形式で、『科学忍者隊ガッチャマン』や『北斗の拳』、『銀河鉄道999』、そして『ルパ...
今も語られる天馬正人さん
- 2017/06/10
- 09:47

先月、倉敷で金山明博さんの久しぶりの個展がおこなわれました。 それを記念したトークショーで、かつて人気マンガ家だった天馬正人さんのことが、話題にのぼりました。金山さんはご自身を、“天馬正人さんの弟子”とおっしゃったそうです。 金山さんはアニメの世界に入られる前は、講談社や秋田書店、少年画報社などの雑誌に執筆する人気マンガ家でした。活躍前の修行時代には、タツノコプロにも短期間ですが在籍されたこともあ...
ビデオソフトの時代 ⑫
- 2017/06/04
- 08:15

ビデオソフトの普及で、それまで見ることの出来なかった作品が販売されたこともあります。 1980年(昭和55年)頃、東京ムービーは国内作品より、海外との合作テレビアニメ作品に力を入れ始めていました。 これはかなり本気だったようで、同社作品を支える主力スタッフたちを、次々と合作に配置していったのです。出崎統さんと杉野昭夫さんのコンビにはアメリカとの合作で、ロボットたちが活躍する『マイティオーボッツ』...
エアブラシの魅力
- 2017/06/03
- 08:59

セル画がアニメの制作現場から姿を消して、15年以上が経ちました。 手描きアニメ最後の牙城であった『サザエさん』は、2013年までセル画でしかもハンドトレスでの彩画を続けていましたが、他の作品はだいたい2000年あたりから、徐々にデジタル彩色に切り替わっていました。 当時放映中だった『サイボーグクロちゃん』も、途中の2000年のある時期から急に画面がクリアになり、デジタル彩色に変わったことが分かり...