『完全解析!出崎統 アニメ「あしたのジョー」をつくった男』
- 2018/03/31
- 10:12

新刊『完全解析!出崎統 アニメ「あしたのジョー」をつくった男』(宝島社)を、お送りいただきました。これは2011年4月に亡くなられた出崎統さんを、まるごと一冊特集した本です。 出崎統さんといえば、『あしたのジョー』、『あしたのジョー2』(原作/高森朝雄 絵/ちばてつや)。『エースをねらえ!』(原作/山本鈴美香)、『ガンバの冒険』(原作/斉藤淳夫)、『宝島』(原作/スティーヴンソン)、『スペースコ...
『サザエさん』メインスポンサーの卒業
- 2018/03/28
- 20:18

今年も、桜の季節となりました。 桜並木を見るためいつもは歩かない通りを歩くと、いろいろと気付くこともあります。いつのまにかお店が改装していたり、別の店になっていたり、どうかすると古い家が取り壊され、ビルやマンションになっていたりするのです。 日常に通る街並みもそれなりには変化しているのですが、毎日見ているのでそれほど気が付かないのでしょう。 以前住んでいた町や、学生時代を過ごした町を久しぶりに訪...
資料収集のきっかけとなった本⑩
- 2018/03/25
- 09:24

秋元文庫の『テレビアニメ全集①』と『テレビアニメ全集②』は、それまで放映されてきた膨大なアニメ作品を、時系列に絵とメインスタッフの紹介、そしてあらすじでまとめた画期的な書でした。 ただ、中には『ビッグX』(原作/手塚治虫)や『夕焼け番長』(原作/梶原一騎 絵/荘司としお)のように、アニメではなく原作の絵を紹介したり、単に版権原画の画像を載せただけの作品もありました。「なぜアニメの本なのに、本編の絵...
『あしたのジョー』 祝 連載開始50周年
- 2018/03/24
- 09:34

3月21日、春分の日の読売新聞朝刊を開いて驚きました。カラー全面広告で『あしたのジョー』(原作/高森朝雄、漫画/ちばてつや)の連載開始50周年の記念告知が掲載されていたのです。 『あしたのジョー』は、『週刊少年マガジン』1968年(昭和43年)1月1日号から連載開始されました。有名な矢吹丈がドヤ街に現れる姿が描かれてから、もう50年が経ったのです。 その間に、テレビアニメも虫プロ版『あしたのジョ...
藤子ファンによる『新オバケのQ太郎』集大成
- 2018/03/21
- 09:41

先日、神保町古書センター2階、漫画古書専門店・夢野書店に行ってきました。相変わらず店内は、マンガやアニメ、特撮関係の書籍や資料、グッズなどが溢れ、マンガファンにはたまらない空間でした。最近では、テレビドラマや、外国映画のロケにも使われているということで、また注目されることでしょう。 今回も、同店でうれしくなる書籍に出会えました。 藤子不二雄ファンサークルの『Neo Utopia 54号ReMIX 新オバケのQ...
資料収集のきっかけとなった本⑨
- 2018/03/18
- 08:36

1977年(昭和52年)、学校帰りにいつも立ち寄る本屋で出会った秋元文庫の『テレビアニメ全集①』。 『鉄腕アトム』や『巨人の星』など各アニメ作品の絵が印刷された表紙を見て、すぐさま手に取りました。 本文も『鉄腕アトム』から始まり、以降放映されたテレビアニメ作品をその絵とともに紹介する画期的な内容の本でした。 そこは小さな本屋でしたので、一冊しか入荷していません。他の人に買われないかドキドキしなが...
「人にとってコレクションとは何なのか」を考えさせられる一冊
- 2018/03/17
- 08:03

人は何故、物を集めるのか。これは収集癖のある自分にとっても積年の疑問でした。 振り返ってみれば、お菓子のオマケ、牛乳瓶のフタ、切手などから始まり、モノを集めるのが好きな子どもでした。そして今も本やマンガ、アニメの出版物や資料などが集まり続いています。 もうモノが家に溢れかえり家族にも呆れられながらも、なかなか手放すことができません。 そんななか、とみさわ昭仁さんの『無限の本棚 増殖版 手放す時代...
塩山紀生さんのカラー原画展
- 2018/03/14
- 07:54

昨年4月、ご自宅の火災で亡くなられたアニメーターの塩山紀生さん。そのサンライズ時代の絵を集めた、「塩山紀生 サンライズ原画展」が市ヶ谷の「東京アニメセンター in DNPプラザ」で行われています。 塩山さんといえば、『太陽の牙ダグラム』の作画監督や、『装甲騎兵ボトムズ』、そして『機甲界ガリアン』などのキャラクターデザインを手がけられたことで有名です。 古くからのアニメファンでしたら、『勇者ライディー...
資料収集のきっかけとなった本⑧
- 2018/03/11
- 10:23

1978年(昭和53年)、秋元文庫から『テレビアニメ全集①』(杉山卓/著)が出版されました。この本は、テレビアニメの基礎資料を渇望していた私にとって待望の書でした。 中学生時代、学校の帰りにはじめて書店の棚で見つけた時の興奮は、今でも覚えています。青地の表紙に、『巨人の星』や『鉄腕アトム』、『科学忍者隊ガッチャマン』、『リボンの騎士』、『アタックNO.1』、『サイボーグ009』のアニメの絵が配置...
放映36年ぶりに『逆転イッパツマン』ムックで登場!
- 2018/03/10
- 09:37

昨年『未来警察ウラシマン』のムックを出版してくれたぴあが、また嬉しい本を出してくれました。 『タイムボカンシリーズ 逆転イッパツマン COMPLETE BOOK』です。『逆転イッパツマン』は、1982年(昭和57年)2月から放映された「タイムボカンシリーズ」第6作です。 この作品はシリーズでは珍しく、シリアス寄りのスーパーヒーローものとなりました。それまでお決まりの路線での安定感もありました...