アニメ『サザエさん』が新聞1面全面に
- 2019/11/30
- 09:50

先週金曜日、11月22日の産経新聞朝刊には驚かされました。題字の入った1面全面に、「アニメ放送五十周年記念 感謝」と大きく文字が入り、サザエさんの形になった水引が描かれているのです。キャラクターは、猫のタマだけがいます。そして、水引の続く反対側の面には、おなじみの磯野家の面々が勢ぞろいしている図柄でした。 これは特別紙面ということで、通常の紙面は中面の2枚目からになっていました。ただ、さすがに最...
若林忠生さん「2019年 都展」に出展
- 2019/11/27
- 20:42

11月25日まで東京都美術館で行われていた、「2019年 都展」に行ってきました。 都展は、東京都及び東京都近郊に在住・在勤する絵を描く人たちが作品を発表する場です。1965年(昭和40年)に発足以来、55年間活動を拡げています。 今回は、この55周年記念ということで、東京都美術館の2階第3展示室と第4展示室に448点の作品が展示されました。 そこに、TCJ(現エイケン)の『鉄人28号』や『遊星...
65年前の幼年漫画誌『幼年ブック』特集の『少年なつ漫王』52号
- 2019/11/24
- 10:24

懐かしい名作漫画を地道に同人復刻しているアップルBOXクリエートから、『少年なつ漫王』の52号が9月末に刊行されました。 今回の特集は、『幼年ブック』です。といっても、今のマンガ読者にはあまりなじみの無い雑誌かもしれません。 『幼年ブック』は、昭和28年(1953年)8月刊の9月号から昭和31年11月まで集英社から刊行されていた月刊漫画誌です。 集英社の月刊漫画誌といえば、『少年ブック』(元『お...
中村英一さんにお会いしました
- 2019/11/23
- 09:58

長年『ドラえもん』の総作画監督を務められた、アニメーターの中村英一さんにお会いしてきました。 中村さんはシンエイ動画を退社後、アニメからは引退されていらっしゃいます。 今回は、『アタックNO,1』や、『侍ジャイアンツ』などの原画をご覧いただき、Aプロダクション時代のことを伺いました。 『アタックNO,1』では、テロップには出ていませんが、各話作監を担当されていたそうです。もう一人各話作監がいて、竹内留吉...
『ハクション大魔王』 祝放映50周年
- 2019/11/17
- 09:40

1969年(昭和44年)10月、『ハクション大魔王』の放映がスタートしました。今年で50年を迎えました。 『ハクション大魔王』は、フジテレビ系毎週日曜夜18時からの枠でした。以降、この時間のタツノコプロ作品は、『いなかっぺ大将』(原作/川崎のぼる)や『科学忍者隊ガッチャマン』など印象に残る作品が続きます。そして、1983年に『未来警察ウラシマン』が途中で土曜18時半からに移動するまで14年間、タ...
鷺巣さんが戦時中拾った『フクちゃん』のビラ
- 2019/11/16
- 09:38

先週、浅草でTCJ(現エイケン)のプランナーだった鷺巣政安さんとお会いしてきました。 昨年鷺巣さんが書かれた、「アニメ・プロデューサー 鷺巣政安」(ぶんか社)の共著者である、但馬オサムさんもご一緒です。 鷺巣さんはその後、入退院を繰り返していらっしゃるということで心配しておりました。久しぶりに会いたいと、お葉書をいただきましたので、お目にかかれひとまず安心しました。 ただ、やはりお年のせいか具合...
植村伴次郎さんに感謝
- 2019/11/10
- 09:39
東北新社を創業された植村伴次郎さんが、10月10日に90歳で亡くなられました。 東北新社といえば、ファンには、イギリスのITCによる『サンダーバード』を日本に紹介したことで知られていました。テレビ番組の輸入から吹き替え、番組製作などを手掛ける会社です。 古くからのアニメファンには、『勇者ライディーン』や『ハゼドン』、『ろぼっこビートン』などでも、なじみ深い会社でした。 その後も、アニメでは『サン...
『三丁目の夕日』66巻発売
- 2019/11/09
- 10:06

西岸良平さんが『ビッグコミックオリジナル』(小学館)で連載中の、『三丁目の夕日 夕焼けの詩』66巻が発売されました。 1974年9月から連載開始で、今年で45年となる長期の連載です。前巻の65巻が、2017年の11月発売でしたから、2年ぶりの刊行となりました。 長年、変わらない夕日町の日々を描く『三丁目の夕日 夕焼けの詩』の新作をこうして読めることは、読者としても幸せです。 収録作は15本です。今...
『さすらいの少女ネル』 祝 放映40周年
- 2019/11/04
- 09:18

1979年(昭和54年)10月25日、『さすらいの少女ネル』が東京12チャンネルでスタートしました。今年で40周年を迎えます。 『さすらいの少女ネル』は、イギリスの文豪チャールズ・ディケンズの小説『骨董屋』をアニメ化したものです。 「キリン名曲ロマン劇場」として、『野ばらのジュリー』、『巴里のイザベル』、『金髪のジェニー』に続いた、シリーズの第4弾でした。舞台もオーストリアのウィーン、フランスの...
吾妻ひでおさんに感謝
- 2019/11/03
- 11:15

吾妻ひでおさんが、10月13日に亡くなられました。69才でした。 吾妻さんの作品に初めて接したのは、『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)に1972年(昭和47年)から1976年(昭和49年)に連載中だった『ふたりと5人』です。 ヒロイン家族の外見がお父さんおばあちゃんまでみな同じという不条理さが、子どもの頃は分かりづらかったのですが、シンプルでセンスの良いタッチは魅力的でした。 やがて『週刊少...