あるマンガ家の航跡 天馬正人伝 その49
- 2023/03/26
- 06:30

第4章■晩年の天馬正人さん 時には、天馬正人さんの高円寺のお住まいにもお邪魔しました。 当時、私は荻窪に住んでいたので自転車でうかがい、2階の書斎にもご案内いただいたこともあります。 優しい奥様もマンガ家時代に多忙を極めた時には、原稿のスミ入れを手伝われたとのことで、当時のことをお二人から伺うこともありました。 また奥様も通信スクールの繁忙期には、お手伝いにスタジオにも通っておられたこともあります...
ミニカードファン必見 『昭和ウルトラマンカードクロニクル』
- 2023/03/25
- 06:30

これまで、ミニカードファンの間では話題になってきたムック『昭和特撮カードクロニクル』、『昭和アニメカードクロニクル』。昭和世代には懐かしいミニカードの全貌を解明し、その画像を紹介する労作です。 著者はライダーカード研究家の第一人者である、堤哲哉さんです。 その第3弾として、『昭和ウルトラマンカードクロニクル』が、2021年9月に出版されていました。 『昭和特撮カードクロニクル』では、『仮面...
東京で久しぶりにセル画の販売・交換会が開催
- 2023/03/21
- 06:30

4月15日(土)11時から秋葉原にて、セル画やグッズの販売・交換会「新・宝島」が行われるそうです。 宝島と聞けば 1990年代に「スーパーフェスティバル」や「楽市楽座」などとともに開催されていた「宝島コレクションマーケット」を思い出します。 同人誌即売会は「コミックマーケット」、フィギュアやガレージキットでは「ワンダーフェスティバル」がおなじみですが、30年前は休日になるとどこかで小規模なマニ...
あるマンガ家の航跡 天馬正人伝 その48
- 2023/03/19
- 06:30

第4章■竜の子アニメ通信スクール (4) 天馬正人さんのもとには「竜の子アニメ通信スクール」の通販を知った古い作品のファンから、旧作のセル画や資料が欲しいというリクエストが来ることも増えました。 資料室に残っていない作品もあり、私が所持していた旧作のセル画をお持ちしたこともあります。こんな作品をリクエストされたけど、今のタツノコプロには無い、とお聞きしたことがきっかけです。 そこで、同じファンに喜...
荏柄天神社の絵筆塚
- 2023/03/18
- 06:30

先日、鎌倉にある荏柄天神社に参拝に行って来ました。 荏柄天神社は、1104年に創立され、福岡県の大宰府天満宮、京都の北野天満宮とともに菅原道真を奉った日本三大天神に数えられる神社です。 源頼朝は、鎌倉に幕府を開く際、鬼門の方角を守る神として、この神社を崇めました。その後、足利氏、北条氏、豊臣秀吉も参拝し、秀吉は徳川家康に社殿を造営させたそうです。 受験シーズンになると、関東近辺在住の受験生が...
あるマンガ家の航跡 天馬正人伝 その47
- 2023/03/12
- 06:30

第4章■竜の子アニメ通信スクール (3) 『アニメージュ』に掲載された「竜の子アニメ通信スクール」の通販広告がきっかけとなり、私も天馬さんとお付き合いさせていただくことになりました。 思い返せば最初にスタジオお招きいただいた時から、なぜか心を許してくださっていた気もします。 タツノコプロのかつてのアニメ作品だけでなく、吉田竜夫さんや九里一平さんのマンガ家時代の作品。そして、天馬正人さんの描きおろし...
若林忠生さんの風景画、銀座の画廊で展示
- 2023/03/11
- 06:30

先週末、銀座にある画廊「銀座アートホール」に行ってきました。ここでは2月28日から3月5日まで東京都民美術展運営会による「第2回都展・サムホール展」が行われていたからです。展示された132点の絵画の中に、若林忠生さんの新作もありました。 都展は、東京都及び東京都近郊に在住・在勤している絵を描く人が、それぞれ自分自身の絵を描き、その発表の場を提供している歴史ある公募美術団体です。 まだコロナ禍の...
あるマンガ家の航跡 天馬正人伝 その46
- 2023/03/05
- 06:30

第4章■竜の子アニメ通信スクール (2) 天馬正人さんの机は、鷹の台にあるタツノコプロスタジオの2階の奥まった資料室にありました。通信スクールに電話して幸運にもスタジオに誘われたファンは、この資料室を訪れています。 『科学忍者隊ガッチャマン』や『タイムボカン』シリーズ、『紅三四郎』、『ハクション大魔王』、『新造人間キャシャーン』など、昔の時代からの作品を知っているファンと話すことは、天馬さんも...
『アニメーション紀行 マルコ・ポーロの冒険』3月に放映
- 2023/03/04
- 06:30

1979年(昭和54年)NHKで放送された『アニメーション紀行 マルコ・ポーロの冒険』。アニメーション・パートと、実写のドキュメンタリーを組み合わせた実験的な作品でした。 13世紀、17歳のマルコ・ポーロは父ニコロ、叔父のマテオと共にイタリアから旅立ちます。そして当時のイスラエル、イラン、イラク、トルコ、アフガニスタン、中国、マレーシア、インドなど諸国を陸路と航路を旅していったのです。イタリアに...