「アメイジング商店街」V3開催
- 2021/12/22
- 06:30
12月5日に浜松町の産業貿易センター4階で行われた、玩具や同人誌などフリマ販売イベント「アメイジング商店街 V3」(主催/マクラウド)に行って来ました。
浜松町の産業貿易センターは新築のビルですが、以前は都立産業貿易会館があった場所です。この場所には、かなり久しぶりに訪れました。
20年くらい前、都産貿では「楽市楽座」などマニア向け展示・即売イベントや、ジャンル限定のオンリーイベントが頻繁に行われていました。
私も古物イベントには訪れていましたので、建物の様変わりには改めて驚かされました。
混雑を避けるため午後から出かけましたが、会場では海外トイや同人誌、雑貨、レコードなどの中古ソフトなど、様々なグッズが並べられており盛況でした。出展者や訪れていた人たちもそれなりの年齢層でしたので、落ち着いた雰囲気でした。
今回の目当ては、『マル秘劇画 浮世絵千夜一夜』『幻の藤子アニメ「フータくん」は確かに広島で放送されていた』など、地道な研究で知られるコノシート(さんぽプロ)さんの新刊『幻の劇場アニメ「ひょっこりひょうたん島」徹底研究』です。
これは、未だにソフト化されない東映動画の劇場版『ひょっこりひょうたん島』の特集です。言わずと知れたNHKの人形劇のアニメで、同作の人気にあやかって当時制作されたのでしょう。
コノシートさんは、また持ち前の調査能力をフルに発揮し、各地のテレビ放送の状況を調べ、当時貸し出されていた16mmフィルムも入手します。
詳細なストーリーガイドやリトルキッドの登場の謎の考察、当時『少年ブック』に掲載されたコミカライズ版の採録など、読み応えのある内容でした。
また巻末に収録された、東映動画による『ハニーハニーのすてきな冒険』の2種類の企画書も貴重です。
『ハニーハニーのすてきな冒険』は、後に国際映画社によりテレビアニメ化されましたが、それより以前に東映動画でも企画されていたのです。
国際映画社でのアニメ化でも、実制作を担当したのは東映動画でした。しかも重鎮である大工原章さんも作画監督として参加されたことを考えると、この企画書の存在はより感慨深く思えます。
次作は、テレビスペシャル『バンダーブック』の徹底研究だそうですので、放映後の改変の検証など、またまたコノシートさんの探求が楽しみです。
その他にも、アルミ弁当箱の展示や、旧作の研究同人誌、古物など、古くからのファンには懐かしくも楽しい即売イベントでした。
次回の開催は来年6月とのことで、こちらも楽しみです。

コノシート著『幻の劇場アニメ「ひょっこりひょうたん島」徹底研究』(さんぽプロ)
ヤフオクでも通販されるそうです。
浜松町の産業貿易センターは新築のビルですが、以前は都立産業貿易会館があった場所です。この場所には、かなり久しぶりに訪れました。
20年くらい前、都産貿では「楽市楽座」などマニア向け展示・即売イベントや、ジャンル限定のオンリーイベントが頻繁に行われていました。
私も古物イベントには訪れていましたので、建物の様変わりには改めて驚かされました。
混雑を避けるため午後から出かけましたが、会場では海外トイや同人誌、雑貨、レコードなどの中古ソフトなど、様々なグッズが並べられており盛況でした。出展者や訪れていた人たちもそれなりの年齢層でしたので、落ち着いた雰囲気でした。
今回の目当ては、『マル秘劇画 浮世絵千夜一夜』『幻の藤子アニメ「フータくん」は確かに広島で放送されていた』など、地道な研究で知られるコノシート(さんぽプロ)さんの新刊『幻の劇場アニメ「ひょっこりひょうたん島」徹底研究』です。
これは、未だにソフト化されない東映動画の劇場版『ひょっこりひょうたん島』の特集です。言わずと知れたNHKの人形劇のアニメで、同作の人気にあやかって当時制作されたのでしょう。
コノシートさんは、また持ち前の調査能力をフルに発揮し、各地のテレビ放送の状況を調べ、当時貸し出されていた16mmフィルムも入手します。
詳細なストーリーガイドやリトルキッドの登場の謎の考察、当時『少年ブック』に掲載されたコミカライズ版の採録など、読み応えのある内容でした。
また巻末に収録された、東映動画による『ハニーハニーのすてきな冒険』の2種類の企画書も貴重です。
『ハニーハニーのすてきな冒険』は、後に国際映画社によりテレビアニメ化されましたが、それより以前に東映動画でも企画されていたのです。
国際映画社でのアニメ化でも、実制作を担当したのは東映動画でした。しかも重鎮である大工原章さんも作画監督として参加されたことを考えると、この企画書の存在はより感慨深く思えます。
次作は、テレビスペシャル『バンダーブック』の徹底研究だそうですので、放映後の改変の検証など、またまたコノシートさんの探求が楽しみです。
その他にも、アルミ弁当箱の展示や、旧作の研究同人誌、古物など、古くからのファンには懐かしくも楽しい即売イベントでした。
次回の開催は来年6月とのことで、こちらも楽しみです。

コノシート著『幻の劇場アニメ「ひょっこりひょうたん島」徹底研究』(さんぽプロ)
ヤフオクでも通販されるそうです。
- 関連記事