荒木伸吾さんの想い出 その12
- 2022/01/30
- 06:30
久しぶりの描きおろしマンガ作品となる『スーリール』に対する荒木さんの意気込みは、並々ならぬものがありました。
WEB上で連載を開始すると海外のファンも荒木さんのサイトに気づいてくれ、続々と反響も届いたのです。
これまで様々なアニメで荒木伸吾さんを知っていたファンも、オリジナル作品である『スーリール』を喜んでくれたのでしょう。
荒木さんも海外のファンから伝わる声もあって、ますますこの作品への思いを強くされました。
まさに『スーリール』は、ご自身でも“絵を描き続けてきた人生の集大成“、そして“これまで自分を支持してくれてきたファンへのお返し”とも考えておられていたのでしょう。
ただWEB上で新作を公開していても、荒木さんはやはりいずれ書籍化したいというお気持ちは失くされていませんでした。
いろいろとアニメ関連の書籍を出版されている方にも、相談してみたそうです。
出版パーティーを開き、その会費で本の印刷費をまかなう形での自費出版だったら協力できる、という具体的な話もあったとお聞きしたことがあります。
ただ、それは自分の意向とは違ったので、ありがたかったけどお断りした、とうかがいました。
荒木さんはその頃、あくまで一般の読者に向けて届けられることを望んでおられました。
ただオールカラーの原稿をそのままカラーで印刷して出版するとなると、莫大なコストもかかりますし、部数を大量にしなければ売価も上がってしまうなどと、通常の出版社でもなかなかできるものではありませんでした。(つづく)

『スーリール』web連載告知のために作られたハガキ
WEB上で連載を開始すると海外のファンも荒木さんのサイトに気づいてくれ、続々と反響も届いたのです。
これまで様々なアニメで荒木伸吾さんを知っていたファンも、オリジナル作品である『スーリール』を喜んでくれたのでしょう。
荒木さんも海外のファンから伝わる声もあって、ますますこの作品への思いを強くされました。
まさに『スーリール』は、ご自身でも“絵を描き続けてきた人生の集大成“、そして“これまで自分を支持してくれてきたファンへのお返し”とも考えておられていたのでしょう。
ただWEB上で新作を公開していても、荒木さんはやはりいずれ書籍化したいというお気持ちは失くされていませんでした。
いろいろとアニメ関連の書籍を出版されている方にも、相談してみたそうです。
出版パーティーを開き、その会費で本の印刷費をまかなう形での自費出版だったら協力できる、という具体的な話もあったとお聞きしたことがあります。
ただ、それは自分の意向とは違ったので、ありがたかったけどお断りした、とうかがいました。
荒木さんはその頃、あくまで一般の読者に向けて届けられることを望んでおられました。
ただオールカラーの原稿をそのままカラーで印刷して出版するとなると、莫大なコストもかかりますし、部数を大量にしなければ売価も上がってしまうなどと、通常の出版社でもなかなかできるものではありませんでした。(つづく)

『スーリール』web連載告知のために作られたハガキ
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