『機甲艦隊ダイラガーXV』 祝 放映40周年
- 2022/03/05
- 06:30
1982年(昭和57年)3月3日水曜夕方から、テレビ東京系で『機甲艦隊ダイラガーXV』がスタートしました。
これは東映本社作品ですが、久々に制作を東映動画が担当するロボットアニメです。
それまで東映本社は、日本サンライズと組んだ『超電磁ロボ コン・バトラーV』、『闘将ダイモス』などの長浜忠夫路線や、東京動画との『宇宙大帝ゴッドシグマ』、『百獣王ゴライオン』など外部の会社と組んで多くのロボットアニメを製作していました。
東映動画は1978年に終わった『惑星ロボ ダンガードA』以降ロボットアニメは途絶えていました。それが以来4年振りに手掛けるのです。どんな作品になるのか楽しみでした。
チーフディレクターは森下考三さん、キャラクターデザインは清山滋崇さん。美術は椋尾篁さんと窪田忠雄さんです。
清山さんの端正な劇画調のキャラクターや、椋尾さんの深みのある美術世界も魅力的でした。
ただこの頃の東映動画は同時に何作もテレビシリーズを制作しており、実力派のスタッフを集めることが出来なかったのか、メインはやはり韓国作画になっていました。
同時期の『銀河旋風ブライガー』同様、大元動画や世映動画、教育動画などがメインの作画を担っていて、時々国内班の作画監督として森利夫さんが参加されました。
ダイラガーも15機の合体ということで、それぞれのマシンを操るキャラクターが登場します。そうなると、一人すつのキャラクターを描き出すことも難しかったかもしれません。
通常のロボットアニメだったら、ロボットを操縦するパイロットが主人公です。『ダイラガー』でもクウラガーチームのリーダーであある安芸マナブがその存在でした。
ですが、どちらかというと伊勢やアシモフ艦長、ガルベストン帝国のテレス司令、ドレイクたち大人のおじさんキャラのほうが、注目されていたかもしれません。
地球とミラ星、サラ星の三星惑星連合の宇宙艦隊が異星人のガルベストン帝国と戦争状態になり、いかに戦争を終結させるか双方の思惑を背負った和平交渉も描かれ、好戦派の上層部に翻弄される司令官テレスの苦悩なども見ごたえのあるドラマでした。
ロボットものを楽しみにしていたファンにとって、それほどダイラガーの活躍シーンがなかったのは残念だったかもしれません。作画的に、あれほど線の多いロボットを動かすことが難しかったということもあったのでしょう。
シリーズ中、出来ればキャラクターデザインを手掛けられた清山滋崇さんが作画監督を担当される回があればと思っていました。

『機甲艦隊ダイラガーXV』
これは東映本社作品ですが、久々に制作を東映動画が担当するロボットアニメです。
それまで東映本社は、日本サンライズと組んだ『超電磁ロボ コン・バトラーV』、『闘将ダイモス』などの長浜忠夫路線や、東京動画との『宇宙大帝ゴッドシグマ』、『百獣王ゴライオン』など外部の会社と組んで多くのロボットアニメを製作していました。
東映動画は1978年に終わった『惑星ロボ ダンガードA』以降ロボットアニメは途絶えていました。それが以来4年振りに手掛けるのです。どんな作品になるのか楽しみでした。
チーフディレクターは森下考三さん、キャラクターデザインは清山滋崇さん。美術は椋尾篁さんと窪田忠雄さんです。
清山さんの端正な劇画調のキャラクターや、椋尾さんの深みのある美術世界も魅力的でした。
ただこの頃の東映動画は同時に何作もテレビシリーズを制作しており、実力派のスタッフを集めることが出来なかったのか、メインはやはり韓国作画になっていました。
同時期の『銀河旋風ブライガー』同様、大元動画や世映動画、教育動画などがメインの作画を担っていて、時々国内班の作画監督として森利夫さんが参加されました。
ダイラガーも15機の合体ということで、それぞれのマシンを操るキャラクターが登場します。そうなると、一人すつのキャラクターを描き出すことも難しかったかもしれません。
通常のロボットアニメだったら、ロボットを操縦するパイロットが主人公です。『ダイラガー』でもクウラガーチームのリーダーであある安芸マナブがその存在でした。
ですが、どちらかというと伊勢やアシモフ艦長、ガルベストン帝国のテレス司令、ドレイクたち大人のおじさんキャラのほうが、注目されていたかもしれません。
地球とミラ星、サラ星の三星惑星連合の宇宙艦隊が異星人のガルベストン帝国と戦争状態になり、いかに戦争を終結させるか双方の思惑を背負った和平交渉も描かれ、好戦派の上層部に翻弄される司令官テレスの苦悩なども見ごたえのあるドラマでした。
ロボットものを楽しみにしていたファンにとって、それほどダイラガーの活躍シーンがなかったのは残念だったかもしれません。作画的に、あれほど線の多いロボットを動かすことが難しかったということもあったのでしょう。
シリーズ中、出来ればキャラクターデザインを手掛けられた清山滋崇さんが作画監督を担当される回があればと思っていました。

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