TVKで『ドテラマン』傑作選放映
- 2022/03/09
- 06:30
現在、TVKで実施中のタツノコプロ60周年を記念するセレクション放映。投票で選出された「タツノコ作品ナンバーワン決定トーナメント」上位作品を何本か選び放映する企画です。
昨年12月は『科学忍者隊ガッチャマン』。1月は『ヤッターマン』、そして2月は『宇宙の騎士テッカマン』がオンエアされました。
そして、3月13日から『ドテラマン』が開始されます。
『ドテラマン』は、1986年(昭和61年)10月から87年2月まで日本テレビ系での放映でした。九里一平さんの原案でチーフライターは小山高男さん。キャラクターデザインはアンモナイトと水村良男さん。美術監督は多田喜久子さん。チーフディレクターは貞光紳也さんでした。
作画監督には、水村良男さんのほか井口忠一さん、水村十司さん、村中博美さん、後藤隆幸さん、なかむらたかしさんと、この頃の精鋭陣が集められていました。
残念ながらこの時期、タツノコプロは低迷期に入っていました。1983年4月『未来警察ウラシマン』が、フジテレビ系日曜午後6時のおなじみだった枠から土曜日6時半に移行します。
フジテレビ系土曜6時半は「タイムボカン・シリーズ」でしたが、4月からのシリーズ第7作『イタダキマン』の放映は、土曜の7時半からになってしまい20話で終了してしまいます。
以降も『OKAWARI-BOY スターザンS』は全34話、『よろしくメカドック』(原作/次原隆二)は30話まで、『炎のアルペンローゼ』(原作/赤石路代)は20話、『昭和アホ草紙あかぬけ一番』(原作/亜月裕)22話、『光の伝説』(原作/麻生いずみ)は19話と、どれも一年間続かず終了する作品が続きました。
何より定評のあるオリジナル作品が『スターザンS』の後は途切れていたことも、ファンは寂しい思いをしていました。そんな中で、久々にオリジナルの『ドテラマン』が登場したのです。
気弱なハジメくんと元気なマリコちゃんがハイパードテラを着てドテラマンに変身し、鬼次元から連れ出した鬼を使って悪巧みをするインチ鬼大王と対決していくギャグ路線の物語です。
なによりインチ鬼大王こと鈴木シゲルとハジメくんたちが、ご近所なのにお互いの正体を知らないこと。変身するとハジメくんとマリコちゃんの性格が反対になるところも楽しいことでした。
作画も、なかむらさんや井口さんたちンベテラン勢、タマプロ班、そしてタツノコ技術研究所のスタッフの活躍もあり楽しいものでした。放映時は、サイコーユ鬼の回も人気となっていました。
セレクト放映とはいえ、久しぶりの『ドテラマン』は楽しみです。
また4月からは、『マッハGOGOGO』が予定されているようです。TVKのサイト告知にはセレクトと明記されていないので、全話放映かもしれません。こちらも久しぶりに見る三船剛たちの活躍を、期待しています。

『ドテラマン』原画
昨年12月は『科学忍者隊ガッチャマン』。1月は『ヤッターマン』、そして2月は『宇宙の騎士テッカマン』がオンエアされました。
そして、3月13日から『ドテラマン』が開始されます。
『ドテラマン』は、1986年(昭和61年)10月から87年2月まで日本テレビ系での放映でした。九里一平さんの原案でチーフライターは小山高男さん。キャラクターデザインはアンモナイトと水村良男さん。美術監督は多田喜久子さん。チーフディレクターは貞光紳也さんでした。
作画監督には、水村良男さんのほか井口忠一さん、水村十司さん、村中博美さん、後藤隆幸さん、なかむらたかしさんと、この頃の精鋭陣が集められていました。
残念ながらこの時期、タツノコプロは低迷期に入っていました。1983年4月『未来警察ウラシマン』が、フジテレビ系日曜午後6時のおなじみだった枠から土曜日6時半に移行します。
フジテレビ系土曜6時半は「タイムボカン・シリーズ」でしたが、4月からのシリーズ第7作『イタダキマン』の放映は、土曜の7時半からになってしまい20話で終了してしまいます。
以降も『OKAWARI-BOY スターザンS』は全34話、『よろしくメカドック』(原作/次原隆二)は30話まで、『炎のアルペンローゼ』(原作/赤石路代)は20話、『昭和アホ草紙あかぬけ一番』(原作/亜月裕)22話、『光の伝説』(原作/麻生いずみ)は19話と、どれも一年間続かず終了する作品が続きました。
何より定評のあるオリジナル作品が『スターザンS』の後は途切れていたことも、ファンは寂しい思いをしていました。そんな中で、久々にオリジナルの『ドテラマン』が登場したのです。
気弱なハジメくんと元気なマリコちゃんがハイパードテラを着てドテラマンに変身し、鬼次元から連れ出した鬼を使って悪巧みをするインチ鬼大王と対決していくギャグ路線の物語です。
なによりインチ鬼大王こと鈴木シゲルとハジメくんたちが、ご近所なのにお互いの正体を知らないこと。変身するとハジメくんとマリコちゃんの性格が反対になるところも楽しいことでした。
作画も、なかむらさんや井口さんたちンベテラン勢、タマプロ班、そしてタツノコ技術研究所のスタッフの活躍もあり楽しいものでした。放映時は、サイコーユ鬼の回も人気となっていました。
セレクト放映とはいえ、久しぶりの『ドテラマン』は楽しみです。
また4月からは、『マッハGOGOGO』が予定されているようです。TVKのサイト告知にはセレクトと明記されていないので、全話放映かもしれません。こちらも久しぶりに見る三船剛たちの活躍を、期待しています。

『ドテラマン』原画
- 関連記事
-
- 『うる星やつら』新作テレビアニメ化決定
- 感慨深いサンライズの社名変更
- TVKで『ドテラマン』傑作選放映
- アニメレジェンドたちの忘年会 2021
- タツノコプロ創立60周年企画 スタート