『ベルサイユのばら COMPLETE DVD BOOK』VOL.5で完結
- 2022/03/12
- 06:30
昨年10月より、ぴあから刊行された「ベルサイユのばら COMPLETE DVD BOOK」が2月末発売のvol.5で完結しました。
現在は毎月『巨人の星 COMPLETE DVD BOOK』を刊行中で、『あしたのジョー』、『あしたのジョー2』、『ガンバの冒険』、『宝島』、『スペースコブラ』と数々の名作を手ごろな価格で刊行してくれている「COMPLETE DVD BOOK」シリーズです。
テレビアニメ『ベルサイユのばら』は、1979年(昭和54年)10月10日水曜夜7時から、日本テレビ系での放映でした。
オスカルに田島令子さん、アンドレは志垣太郎さんという実写畑の俳優を迎え、マリーアントワネットに上田みゆきさん、フェルゼンは野沢那智さん、ロザリーは吉田理保子さん、アランは山田俊司さんなど豪華キャストが集結していました。
スタッフも『超電磁マシーン ボルテスⅤ』や『闘将ダイモス』の監督を務められた長浜忠夫さんと、『UFOロボ グレンダイザー』や『惑星ロボ ダンガードA』などの作画で定評のあった荒木伸吾さんが揃われたことで、大きな話題となっていました。
シリーズ当初、長浜さんも精力的に作品に打ち込み、自ら録音監督まで兼任するほどでした。アニメ雑誌でも毎号のように特集が組まれ、長浜さんご自身も各誌の取材に応じていました。
ただ途中で長浜さんは降板することになり、19話以降からは出崎統さんがチーフディレクターとなられました。
物語もフランス革命を迎える激動の時代に入り、出崎さんが描き出す群像劇は原作のドラマをより際立たせていってくれました。
Vol.5には、第33話「たそがれに弔鐘は鳴る」から第40話「さようならわが愛しのオスカル」まで、8話が収録されています。
ブックレットには、荒木伸吾さんと姫野美智さんによるキャラクター設定や美術設定が掲載され、原作者の池田理代子さんのスペシャルインタビューも収録されています。
原作は、『週刊マーガレット』に1972年(昭和47年)から73年にかけて連載され、1974年には、宝塚歌劇で初上演され大ブームとなりました。マンガが宝塚に取り上げられた先駆的作品でもありました。
池田さんは、まだマンガの社会的地位が高いとはいえなかった時代に、宝塚や映画、そしてアニメなど他ジャンルに取り上げられる際の葛藤などもお話されています。これは貴重な証言でした。
クライマックスに向けて盛り上がるドラマチックな展開は、ラストが分かっていてもやはり引き込まれてしまう、物語の力を改めて感じさせられる作品でした。

「ベルサイユのばら COMPLETE DVD BOOK」Vol.5
ブックレットには、印象的だったハーモニー作画も掲載されています。
現在は毎月『巨人の星 COMPLETE DVD BOOK』を刊行中で、『あしたのジョー』、『あしたのジョー2』、『ガンバの冒険』、『宝島』、『スペースコブラ』と数々の名作を手ごろな価格で刊行してくれている「COMPLETE DVD BOOK」シリーズです。
テレビアニメ『ベルサイユのばら』は、1979年(昭和54年)10月10日水曜夜7時から、日本テレビ系での放映でした。
オスカルに田島令子さん、アンドレは志垣太郎さんという実写畑の俳優を迎え、マリーアントワネットに上田みゆきさん、フェルゼンは野沢那智さん、ロザリーは吉田理保子さん、アランは山田俊司さんなど豪華キャストが集結していました。
スタッフも『超電磁マシーン ボルテスⅤ』や『闘将ダイモス』の監督を務められた長浜忠夫さんと、『UFOロボ グレンダイザー』や『惑星ロボ ダンガードA』などの作画で定評のあった荒木伸吾さんが揃われたことで、大きな話題となっていました。
シリーズ当初、長浜さんも精力的に作品に打ち込み、自ら録音監督まで兼任するほどでした。アニメ雑誌でも毎号のように特集が組まれ、長浜さんご自身も各誌の取材に応じていました。
ただ途中で長浜さんは降板することになり、19話以降からは出崎統さんがチーフディレクターとなられました。
物語もフランス革命を迎える激動の時代に入り、出崎さんが描き出す群像劇は原作のドラマをより際立たせていってくれました。
Vol.5には、第33話「たそがれに弔鐘は鳴る」から第40話「さようならわが愛しのオスカル」まで、8話が収録されています。
ブックレットには、荒木伸吾さんと姫野美智さんによるキャラクター設定や美術設定が掲載され、原作者の池田理代子さんのスペシャルインタビューも収録されています。
原作は、『週刊マーガレット』に1972年(昭和47年)から73年にかけて連載され、1974年には、宝塚歌劇で初上演され大ブームとなりました。マンガが宝塚に取り上げられた先駆的作品でもありました。
池田さんは、まだマンガの社会的地位が高いとはいえなかった時代に、宝塚や映画、そしてアニメなど他ジャンルに取り上げられる際の葛藤などもお話されています。これは貴重な証言でした。
クライマックスに向けて盛り上がるドラマチックな展開は、ラストが分かっていてもやはり引き込まれてしまう、物語の力を改めて感じさせられる作品でした。

「ベルサイユのばら COMPLETE DVD BOOK」Vol.5
ブックレットには、印象的だったハーモニー作画も掲載されています。
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