再上映されていた劇場版『ゲゲゲの鬼太郎 最強妖怪軍団!日本上陸!!』
- 2022/03/21
- 06:30
先月の2月11日から24日まで調布のイオンシネマ・シアタス調布にて、80年代版『ゲゲゲの鬼太郎』が上映されていました。
1986年7月公開の劇場版『ゲゲゲの鬼太郎 最強妖怪軍団!日本上陸!!』と同年12月公開の『ゲゲゲの鬼太郎 異次元妖怪の大反乱』。そして、TV版第6話「地獄行き!幽霊電車!!」の3本が上映されたようです。
実は知ったのが上映期間終了後だったので、残念ながら出向くことが出来ませんでした。久しぶりの劇場上映ですので、わかっていれば是非行きたかったところです。
この劇場版2作品とテレビシリーズから1本となるセレクトは、Twitterのアンケートで選出されたそうです。
80年代版劇場版第三作となる『最強妖怪軍団!日本上陸!!』は、おなじみの原作「妖怪反物」の回のアニメ化です。
妖怪を反物にしてしまう不気味な妖怪チーの登場から、ぬりかべがその餌食になるショッキングな始まり。そして鬼太郎まで反物にされてしまうピンチ。中国妖怪の妖怪城に力を合わせて立ち向かう日本の妖怪たちなど、見所も多く好きな作品でした。
監督はベテランの芹川有吾さんで脚本は星山博之さん。作画監督は山口泰弘さん。美術監督には内山文広さんが就かれました。
原画にも宇田川一彦さんや清山滋崇さん、稲野義信さん、直井正博さん、河野宏之さん、増田信博さん、越智一裕さんなど作画監督クラスが揃っていました。
シーンによっては山口さんの作監修正前に、宇田川さんによる修正が入ったカットもありました。ですのでキャラクターもしっかりと統一され、作画も見ごたえがありました。
テンポもよく49分の上映時間もハラハラドキドキで、あっという間に終わる構成はさすがは芹川さんの演出です。
これまで鬼太郎と戦ってきた日本の妖怪たちが、危機に団結して立ち向かう姿も頼もしいものでした。
公開された夏に合わせ、ラストで妖怪と人間が盆踊り大会で仲良く踊るというシチュエーションもなかなかシュールで楽しいエンディングでした。
その後もビデオソフトでは見返していましたが、大きなスクリーンでまた見たかった作品のひとつです。
『ゲゲゲの鬼太郎 最強妖怪軍団!日本上陸!!』修正原画
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