懐かしの合金玩具 花盛り時代
- 2022/04/30
- 06:30
現在50代から60代世代にとっては、懐かしいテレビまんがのダイキャスト玩具。1972年の『マジンガーZ』に放映時に「超合金」が発売されました。物語の設定である超合金Zに合わせた合金製玩具の登場は それまで主流だったソフビ人形に比べて革新的でした。
以降も。ポピー(現・バンダイ)の「超合金」と「ポピニカ」は、『ゲッターロボ』や『グレートマジンガー』、『大空魔竜ガイキング』など、様々な人気作品をラインナップに発売しました。
当時、ダイキャスト玩具といえば「超合金」でしたが、ほかの会社からも発売されていました。
まず近所の駄菓子屋の棚にあったのは、永大グリップです。ブリスターパッケージで『科学忍者隊ガッチャマン』や『ウルトラマンタロウ』、『サンダーバード』などのメカが並んでました。
タカトクトイズは「Zキャラクター」シリーズです。『ウルトラマンレオ』や『円盤戦争バンキッド』、『アクマイザー3』、『コンドールマン』、『ぐるぐるメダマン』。アニメでは『破裏拳ポリマー』、『タイムボカン』、『ヤッターマン』、そして『宇宙魔神ダイケンゴー』などが発売されていました。東映本社作品で日本サンライズ制作の『サイボーグ009』もありました。
「Zキャラクター」のほかに、「シルバー合金」と名づけられたものもありました。こちらは、ヒーローやロボットなど人形がメインだったと思います。
ブルマァクは「Z合金」で「ジンクロン合金」とも言っていました。『UFO戦士 ダイアポロン』や『合身戦隊メカンダーロボ』、特撮では『冒険ロックバット』が出ていました。ブルマァクの倒産が原因で、『メカンダーロボ』後半の制作が苦戦していたことも後に知りました。
中嶋製作所は「ウルトラ合金」です。『宇宙の騎士テッカマン』や『グロイザーX』があり、オマケにミニカードが何枚かずつ付いていました。
アーク製「アークロン」のゴモラやキングジョーなどは、極端な色彩やギミックも独特で戸惑いました。
後発では「ビッガー合金」のタケミがありました。『ブロッカー軍団Ⅳマシーンブラスター』の各ロボットがありました。特撮では、『戦え!レッドタイガー』です。
興味深いのは、ポピーのメカニック版「ポピニカ」に対抗したのか、メカは「タケミカ」という名称で、『マシーンブラスター』などがありました。
クローバーは、ただ箱に「ダイカスト」とだけ書かれていました。『無敵超人ザンボット3』、『無敵鋼人ダイターン3』、『機動戦士ガンダム』の頃は、中学生になっていたので応援するつもりもあり合金を買ったことを思い出します。
今では、どれも中古市場で高値となっているようです。既に無くなった会社も少なくありません。今ではあまり見る機会も少なくなりましたが、当時様々な合金玩具が並ぶおもちゃ屋のディスプレイを眩しく見上げていた頃を、懐かしく思い出します。
タケミ『ブロッカー軍団Ⅳ マシーンブラスター』
フリーダムⅠとフリーダムⅣです。
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