1977年の出版ラッシュ⑩
- 2015/03/28
- 07:11
■『月刊out増刊 アニメ&SF専門誌 ランデヴ-』その2
『ランデヴー』のメイン特集は、「吉田竜夫追悼特集 これがタツノコSFだ!」というタイトルで、巻頭から『科学忍者隊ガッチャマン』、『宇宙の騎士テッカマン』、『新造人間キャシャーン』、『破裏拳ポリマー』などのカラーグラビアが続きます。
一色ページでは、『ガッチャマン』第102話「逆転!チェックメイトX」のフィルムストーリー。しかも13ページに渡って主要のコマを掲載し、その横にセリフを紹介するという、ものすごい企画でした。
この『ランデヴ-』の『科学忍者隊ガッチャマン』のフィルムストーリーは、前述した『月刊マンガ少年臨時増刊 TVアニメの世界』に比べると、単色グラビアで画面も1ページに12コマと小さいものでした。しかし単色ながらも主要カットの殆ど網羅するというそのページ構成は、ファンにとってまさに待ち望んでいた企画でした。
なにせ当時の『ガッチャマン』の実際の画面の絵を、そのまま印刷物で見ることが出来るのです。まだまだビデオもインターネットもない頃です。手元になんとかアニメの絵が欲しかったのです。しかも、ハードな劇画調タッチも大きな魅力だった『ガッチャマン』でした。
企画を実現してくれた編集者は、ファンの気持ちを分かってくれている、と当時とてもありがたいと思っていました。
このページによって、作画監督を担当された宮本貞雄さんの画力のすごさと、タツノコプロの絵の魅力というものも改めて分かりました。
その他にも、九里一平さん、吉田健二さん、笹川ひろしさん、天馬正人さんなど、タツノコプロ創設メンバーによる、「吉田竜夫追悼座談会」、ゲストキャラ事典「エンサイクロペーディア ガッチャニカ」などなど、読み応えのある企画が嬉しいものでした。(つづく)

創刊当時の『out』本誌とその増刊『ランデヴー』
本誌も当時の中学生にとってはアニメ以外では不思議な特集も多かったのですが、
小説や映画、音楽、そしてパロディと、それらの記事から様々な刺激も受けていました。
『ランデヴー』のメイン特集は、「吉田竜夫追悼特集 これがタツノコSFだ!」というタイトルで、巻頭から『科学忍者隊ガッチャマン』、『宇宙の騎士テッカマン』、『新造人間キャシャーン』、『破裏拳ポリマー』などのカラーグラビアが続きます。
一色ページでは、『ガッチャマン』第102話「逆転!チェックメイトX」のフィルムストーリー。しかも13ページに渡って主要のコマを掲載し、その横にセリフを紹介するという、ものすごい企画でした。
この『ランデヴ-』の『科学忍者隊ガッチャマン』のフィルムストーリーは、前述した『月刊マンガ少年臨時増刊 TVアニメの世界』に比べると、単色グラビアで画面も1ページに12コマと小さいものでした。しかし単色ながらも主要カットの殆ど網羅するというそのページ構成は、ファンにとってまさに待ち望んでいた企画でした。
なにせ当時の『ガッチャマン』の実際の画面の絵を、そのまま印刷物で見ることが出来るのです。まだまだビデオもインターネットもない頃です。手元になんとかアニメの絵が欲しかったのです。しかも、ハードな劇画調タッチも大きな魅力だった『ガッチャマン』でした。
企画を実現してくれた編集者は、ファンの気持ちを分かってくれている、と当時とてもありがたいと思っていました。
このページによって、作画監督を担当された宮本貞雄さんの画力のすごさと、タツノコプロの絵の魅力というものも改めて分かりました。
その他にも、九里一平さん、吉田健二さん、笹川ひろしさん、天馬正人さんなど、タツノコプロ創設メンバーによる、「吉田竜夫追悼座談会」、ゲストキャラ事典「エンサイクロペーディア ガッチャニカ」などなど、読み応えのある企画が嬉しいものでした。(つづく)

創刊当時の『out』本誌とその増刊『ランデヴー』
本誌も当時の中学生にとってはアニメ以外では不思議な特集も多かったのですが、
小説や映画、音楽、そしてパロディと、それらの記事から様々な刺激も受けていました。
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- テーマ:懐かしアニメ
- ジャンル:アニメ・コミック
- カテゴリ:1977年の出版ラッシュ
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