小林清志さんに感謝
- 2022/08/11
- 06:30
『ルパン三世』の次元大介や『妖怪人間ベム』のベムを演じられた小林清志さんが、7月30日89歳で亡くなられました。
小林さんといえば、『ルパン三世』の次元大介としてファンに長年親しまれてきました。1971年(昭和46年)に始まった第一シリーズから50年もの間、テレビシリーズやテレビスペシャル、劇場版と長年ルパンの頼もしい相棒を演じてこられました。
昨年秋、その次元役を降板されるというニュースが流れファンの間でも衝撃でした。
ご体調は、この頃からあまりよくなかったのかもしれません。
小林さんといえば、洋画ではジェームズ・コバーンやリー・マーヴィンの吹き替えでお茶の間にはおなじみでした。
低く渋いながらどこか温かみのある声と演技は、多くのファンを魅了してきました。
アニメでは、『妖怪人間ベム』の力強く頼もしくベロを見守るベム。『巨人の星』の悲劇の大リーガー、アームストロング・オズマ。『スペースコブラ』ではコブラの前に立ちはだかる宿敵クリスタルボーイ。『銀河英雄伝説』の不気味な存在感のルビンスキー。
OVA『装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー』のグレゴルー。『白鯨伝説』では、まるで老いた小林さんをあて書きしたようなニヒルな不良老年コバ・ガルシア(愛犬の名はキヨシ)。
国際映画社ファンにとっては、『亜空大作戦スラングル』のギャラクポリス長官ドク・マンディも忘れられないでしょう。
ゴリラチームを率いるキャプテン・チャンスの上司でありよき理解者でもあるドクは、後半に彼の記憶を移植したコンピューターとなってしまいましたが 作品にはなくてはならない存在でした。
また『スラングル』では、深みのある声でのナレーションも印象的でした。
これまで存在感のある数多くのキャラクターを演じられた小林清志さんに、心から感謝いたします。
『ルパン三世』次元大介
『亜空大作戦』ドク・マンディ 『スペースコブラ』クリスタルボーイ
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