思い出のタツノコスタジオ
- 2022/08/28
- 06:30
先日JR中央線の三鷹駅に行ってきました。三鷹駅近くには、タツノコプロの入っているビルがありました。
古くからのファンは、タツノコプロといえば国分寺の本社と西武国分寺線の鷹の台にあるスタジオを思い浮かべますが、現在は三鷹にあります。
鷹の台にあったタツノコスタジオには、90年代にはよく訪れていました。
その後2005年にタツノコプロの株式がタカラに売却される際、スタジオも閉鎖が決定しました。そこで『ヤッターマン』などのプロデューサーで長年スタジオ管理部長を務められていた柴田勝さんに、もう最後になるからいらっしゃい、とお誘いをいただき閉鎖直前にうかがいました。
その時はスタジオ内はガランとして人の気配もなく、60年代から80年代まで数多くの名作を輩出してきた場所とは思えない寂寥感漂う静けさでした。
いろいろと柴田さんに思い出話をお聞きしてタツノコスタジオとお別れしてきましたが、その際この姿を残したく写真を撮りました。
もう建物もなくなっているかもしれませんが、かつて吉田竜夫さん率いる黄金期のスタッフたちが『マッハGOGOGO』や『ハクション大魔王』、『科学忍者隊ガッチャマン』、『宇宙の騎士テッカマン』、『ヤッターマン』などを創り出していったこのスタジオは、ファンにとり決して忘れることのできない聖地です。
今は三鷹の新スタジオで、新たな作品が生み出されています。
今年でタツノコプロは創業60周年を迎えますが、創業時から鷹の台のスタジオで培われたクリエイティブ精神をいつまでも大事に、今後もますます活動を続けていただきたいと願っています。
三鷹のビル前 タツノコプロの社名の入った看板
かつて鷹の台にあったスタジオ
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