東京ＭＸテレビで『ゲゲゲの鬼太郎』セレクション放映中

４月より東京ＭＸテレビで毎週月曜夕方から放映中の「『ゲゲゲの鬼太郎』歴代セレクション」。

　水木しげるさんの生誕１００年を記念し、アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』の６シリーズ中、１期から５期までの人気エピソードをピックアップしています。

　５月からは原作の名エピソードのアニメバージョンの、セレクションです。

　これまで『妖怪大裁判』、『泥田坊』、『だるま』、『幽霊電車』などおなじみの原作をアニメ化したエピソードが各シリーズから放映されました。

　アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』といえば、１９６８年（昭和４３年）のモノクロ第１シリーズから、１９７１年（昭和４６年）カラーの第２シリーズ。

　１９８５年（昭和６０年）兼森義則さんによるキャラクターデザインの第３シリーズ。１９９６年（平成８年）荒木伸吾さん、姫野美智さんがキャラクターを手掛けられた第４シリーズ。

　２００７年（平成１９年）ネコ娘が美少女となった第５シリーズ。

　そして、２０１８年（平成３０年）には、第６シリーズも登場しています。

　そもそも原作はどれも味わい深いものですが、アニメでは３０分の尺にするため各期とも絵柄だけでなく脚本や演出も変わっているところも改めて分かります。

　これは製作された時代背景も影響しているのでしょう。

　元々、水木さんが描かれた原作がしっかりとあるので、アニメ化でも大筋はそのままで、それをどう料理しているのか、各回の違いも続けてみていくと興味深いものです。

　毎週、どの期の『鬼太郎』が放映されるのか、始まるまで分かりません。元祖の熊倉一雄さんや吉幾三さん、泉谷しげるさん、そして憂歌団など、どのオープニングでスタートするのかから楽しみです。

　昔から原作に親しみ、アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』を見てきた者にとっては、楽しめるセレクションです。

　ただ、いきなりこの放送から『鬼太郎』を見始めた子どもたちには、ちょっと分かりづらいかもしれません。

　ですが、この機会にまだ知らない水木しげるさんの世界に興味を持って、原作の面白さに触れてもらえるとうれしいです。

『ゲゲゲの鬼太郎』第４期　修正原画

荒木伸吾さんの柔らかい鬼太郎も好きでした。