ミニカードの不思議な難関
- 2022/11/13
- 06:30
これは子どもたちの間でまたたく間に大ブームとなり、山勝や丸昌、天田など各社が参入し、駄菓子屋でも数多くのミニカードが発売されるようになりました。
あのブームから、早いもので50年が経ちました。まだまだアニメの絵が出回っていなかった時代、私もアニメの絵が欲しくてミニカードを集めました。
番号のヌケや異種カードの存在など一筋縄にはいかないものもありましたが、アニメそのものの絵を手元に置ける喜びは大きなものでした。
その後1977年(昭和52年)夏の劇場版『宇宙戦艦ヤマト』公開前後のアニメブームでムックや雑誌も出版され、アニメの絵も一般に出回るようになりました。
それでも安価で買えるミニカードは、やはりお気に入りの作品の絵が手に入る貴重なグッズでした。80年代に入ると『機動戦士ガンダム』の後期版や『太陽の牙ダグラム』『装甲騎兵ボトムズ』など番号ナシのカードも出てきて、整理に困ったこともありました。
この頃はミニカードブームも下火で落ち着いていた頃です。好きな作品でしたのでたまに店頭で見かけると買っていたのですが、何故かいつも同じ番号ばかり出てくるのです。
ひどい時はひと箱分全部買っても10種類くらいだけしか出ず、あとはすべてダブリでがっくりきたこともありました。
以降も機会があれば探していましたが、なかなか揃えることができません。両作品ともアマダ製ですが、この時期のものはきちんとバラして箱組みしていなかったのではないかとも勘ぐってしまいます。
当時、同じ絵柄ばかり出てきてがっかりしていた子どもも結構いたのではないでしょうか。
その後、たまにオークションなどで出るのでまとめて入手できても、やはりダブりのほうが多くなってしまいます。
40年以上かけても揃わないというのも考えてみれば面白いことですので、これからも気長に探していきたいと思っています。
『最強ロボ ダイオージャ』ミニカード箱
箱で買っても、揃いませんでした。
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