『超電磁マシーン ボルテスV』海外で実写テレビシリーズ化
- 2023/01/25
- 06:30
2023年1月4日、『超電磁マシーン ボルテスV』が『VOLTES V LEGASY』として、フィリピンで実写テレビシリーズ化されることが正式に発表されました。
これまでメカニックシーンの映像はネットで制作情報と共に明かされていましたが、ついに演じるキャストなど本編映像も予告トレーラーで公開されました。
『ボルテスV』は、1977年(昭和52年)6月4日から78年3月25日まで、テレビ朝日系で毎週土曜日18時から放映されたテレビアニメです。
製作は東映で、アニメの実制作を担当したのは日本サンライズでした。
前作の『超電磁ロボ コン・バトラーV』、そして次作『闘将ダイモス』と合わせた、長浜忠夫監督作品の3部作です。後に「ロマンロボ・シリーズ」と言われましたが、当時はまだそんな名称は付いていませんでした。
『コン・バトラー』のガルーダ、『ボルテスV』のハイネル、『ダイモス』のリヒテルは、美形の敵キャラクターとして当時、女性アニメファンの人気を集めていました。
『ボルテスV』は、キャラクター原案に聖悠紀さんを招き、品のある爽やかな絵柄を作品に吹き込みました。その原案を作画監督チーフの金山明博さんが生かしてデザインし、斬新なキャラクターとなったのです。
作画監督には佐々門信芳さんや塩山紀生さん、高橋資祐さん、坂本三郎さんなど実力派が揃い、安定した作画を見せてくれていました。
各作監の解釈によって、ハイネルが青年や少年のように描かれる違いも楽しみでした。
予告映像では、アニメ版のキャラクターのイメージを生かした俳優さんたちで、驚かされました。ちょっと凛々しいハイネルも格好良いです。
アップ・トウ・デートされたボルテスの勇姿や合体シーンのシークエンス、ボアザン星のスカールークやボルテス・チームのビッグファルコンなど、デザインもそのままでアニメ本編へのリスペクトを感じました。
予告映像では、剛健太郎や、浜口博士など主役以外のキャストもアニメそのままの姿で登場し再現率には驚かされました。
フィリピンでも1970年代に放映され、あまりの人気に途中で放映が打ち切られたこともあり、いまだに根強い人気があるそうです。
長浜さんも、生前は新たに映画化を望んでおられました。またハイネルを演じられた市川治さんもご存命でしたら、吹き替えは自分がやるとおっしゃられたことでしょう。
まだ日本での公開は未定のようですが、『ボルテスV』の新たなリボーンは楽しみです。
『超電磁マシーン ボルテスV』
健一とハイネルの一騎打ちのシーンも今回の予告編にありましたね。
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