70年代「テレビまんが」特集の『昭和40年代男』2月号
- 2023/02/04
- 06:30
先月『昭和40年代男』(クレタパブリッシング)2月号が発売されました。『マジンガーZ』のアップが表紙になっており、巻頭特集は「テレビまんがまつり」です。
現在の50代以上の世代にとって“テレビまんが“という言葉は、懐かしい響きです。
1970年代のTVアニメや特撮番組は、総じて子ども向けで“テレビまんが”と呼ばれていました。当時は夜7時台の本放送以外にも、民放各局は夕方の再放送枠に、様々なテレビアニメを流していました。
そんな頃に子ども時代を過ごしましたから、“テレビまんが”は身近な存在でした。やがて、1977年に『宇宙戦艦ヤマト』の劇場版公開前後から起こった「アニメ・ブーム」により、テレビアニメも世間に認知されるようになりました。
そんな70年代の印象的な作品や、それを作ってこられた方々へのインタビューや証言などが、特集されています。
『マジンガーZ』では原作者の永井豪さん。そして『あしたのジョー』の主題歌を歌った尾藤イサオさん。『バビル2世』、『ゲッターロボ』、『勇者ライディーン』、『大空魔竜ガイキング』など、70年代の数々ヒーローを演じられた神谷明さん。
『伝説巨人イデオン』、『聖戦士ダンバイン』などの作画を手掛けられた湖川友謙さん。『ハリスの旋風』や『天才バカボン』、そして今も『サザエさん』を執筆されている雪室俊一さんたちのインタビューは読み応えがありました。
出崎さんが『あしたのジョー』でお好みだったキャラクターは、ウルフ金串とゴロマキ権藤だったそうです。『あしたのジョー2』では、この二人や記者の須賀などジョーの周辺に登場する人物たちもそれぞれ存在感があり、魅力的に描かれていました。出崎さんの思いも込められていたからなのでしょう。
今でもあの頃に出会った作品は、忘れられないものばかりです。
今後もこのような特集を楽しみにしています。
『昭和40年代男』2月号(クレタパブリッシング)
『あしたのジョー2』より ウルフ金串とゴロマキ権藤 セル
ウルフに肩をつかまれているキャラはどこか出崎さんにも似ていますね。
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