青山充さんインタビュー掲載『まんだらけZENBU』114号
- 2023/02/11
- 06:30
隔月刊の『まんだらけZENBU 114号』が、2月1日に発売されました。
巻頭特集は箱庭玩具です。箱庭玩具とは、簡単なジオラマの台座プレートの上を電車や飛行機、円盤などが回るブリキ玩具です。
幼少の頃は、このような情景の上を動く玩具が楽しいものでした。デパートの催事で展示される鉄道のジオラマなど、ミニチュアの世界は子ども心を刺激してくれたものです。
特集では、1920年代後半のニューヨークを走る列車やプロペラ機の珍しいものから、飛行場、サーキットなど、見ごたえのあるアイテム揃いでした。
続いては『美少女戦士セーラームーン』特集です。ドールからグッズやフィギュア、色紙、セル画など満載でした。伊藤郁子さんによる版権原画も注目です。
また巻末からのページでは、赤塚不二夫さんや、古谷三敏さん、横田徳雄さん、芳谷圭児さんたちフジオプロメンバーの初期単行本の特集です。
続くビンテージ雑誌のコーナーは、小学館のテレビ雑誌『てれびくん』が紹介されています。1970年代の創刊号からで、それぞれの表紙の掲載作品を見るだけでも当時を思い出し楽しいものでした。
「アニメーションインタビュー」は、『プリキュア』シリーズなど、日曜朝8時半の作品に長年参加しておられ、一人で一本分の原画を描かれるアニメーターの青山充さんです。
あと3年で70歳になられるそうですが、毎年新しくなる作品のキャラクターを常に魅力的に描いていらっしゃいます。
今回は現在描いておられる作品を離れ、今まで手掛けてこられた作品やこれまでのの歩みをメインにお話しいただきました。
お仕事で出会われた、小松原一男さんや香西隆男さん、我妻宏さん、そして飯野皓さんたちとのエピソードや、『とんがり帽子のメモル』、『GS美神 極楽大作戦!!』、『きんぎょ注意報!』『ビックリマン』などの思い出。
そして、お仕事への向き合い方などプロフェッショナルとしての姿勢は、仕事は違えども社会人の先達からの言葉として感銘を受けました。
『まんだらけZENBU 114号』(まんだらけ出版部刊)
堤哲哉さんの連載『カード馬鹿一代』は、今回も懐かしいキャラクターノートの特集です。
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