東京MX「タツノコタイムズ」で『ゴワッパー5ゴーダム』第1話放映
- 2023/02/25
- 06:30
昨年10月から東京MXテレビの毎週月曜19時、ダツノコプロ歴代作品の第1話を流す『タツノコタイムズ』が放映中です。昨年に、タツノコプロが創立60周年を迎えたことを記念した企画番組です。
タイトルこそ『タツノコタイムズ』ですが、解説などもなくそのまま第1話を流すだけで作品を味わうことが出来る構成です。
これまで、タツノコアニメ第一作の『宇宙エース』から、『マッハGOGOGO』、『おらぁグズラだど』、『ドカチン』、『紅三四郎』。そして、『ハクション大魔王』、『昆虫物語みなしごハッチ』、『いなかっぺ大将』(原作/川崎のぼる)、『決断』、『樫の木モック』、『科学忍者隊ガッチャマン』などが放映されました。
今年に入ってからは、『昆虫物語 新みなしごハッチ』、『破裏拳ポリマー』、『てんとう虫のうた』(原作/川崎のぼる)、『宇宙の騎士テッカマン』、『タイムボカン』です。
1974年(昭和49年)4月に始まった『新みなしごハッチ』から、1975年(昭和50年)10月スタートの『タイムボカン』までが放映されました。
この70年代の頃は、毎週タツノコ作品を見るのを特に楽しみにしていました。オープニングのラストに出る吉田竜夫とタツノコプロの文字は、魅力的な作品を作ってくれるブランドとして子ども心に焼きついていました。
そして、先週2月13日は、鳥海永行監督の『ゴワッパー5ゴーダム』でした。
『ゴワッパー5ゴーダム』は、1976年4月4日からNET(テレビ朝日系)で放映されていました。
キャラクターデザインは、天野喜孝さん。メカニックデザインは大河原邦男さん。美術設定は小杉光芳さん。作画監督として井口忠一さんと奥野芳久さん。各話の作画には、二宮常雄さん、須田正己さん、湖川滋(現・友謙)さん、江村豊秋さん、坂口尚さんが参加されています。
岬洋子が率いるゴワッパー5が偶然見つけたゴーダムとともに、地球征服を狙う地底魔人に立ち向かうSFです。物語を覆う雰囲気は重くシビアなものでしたが、洋子や豪、大吉、のり助、五エ門の5人の子どもたちの明るさや個性、そしてチームワークが魅力的でした。
第1話は、須田さんと二宮さんの原画で、メカは井口さんの修正が入っています。二宮さんが描かれたチャーミングな洋子や子どもらしく愛嬌のあるのり助は、以降の作画を方向付けました。
久しぶりに地上波で『ゴーダム』を見て、その魅力が色褪せていないことを実感しました。もし今の時代に見た子どもたちが楽しんでくれたら、うれしいことはありません。
『ゴワッパー5ゴーダム』第1話セル
上は、座礁船で奇顔島への探検を洋子から聞く豪。
下は、ラストで謎の敵出現に構える表情です。
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