『ななこSOS』祝 放映開始40周年
- 2023/04/08
- 06:30
原作は、光文社『ポップコーン』での連載でした。光文社としては久しぶりのマンガ誌となり、マーベルコミックの『スパイダーマン』などのアメコミも掲載されていました。同誌が休刊後は『月刊ジャストコミック』に連載は引き継がれ、1985年までの長期連載となりました。
その後、吾妻さんによる個人誌『アズマガジン』でも復活しています。
アニメ版は、天才高校生の四谷とその友人の飯田橋の前に突然現れた、記憶を失くした超能力者のなそして四谷は3人でよろずカンパニーを設立し、様々な事件解決のため働くようになります。
アニメでは、原作には出てこないロボットのコンビニエンジ・セブンとコンビニエンジ・イレブンが登場し、ななこのピンチにアイテムを持ってきました。
シリーズ構成は、国際映画社作品でおなじみの山本優さん。チーフディレクターは鴫野彰さん。キャラクターデザインは二宮常雄さん。美術は勝又激さんでした。
各話の作画監督には、高橋春男さんや村田四郎さん、永木龍博さん、アベ正己さん、木下ゆうきさん、飯野晧さん、下田正美さんが参加され、それぞれが魅力的にななこたちを描いてくれました。
二宮さんも、ご自身の二宮事務所のメンバーを率いてローテーションに入っていて、「ひと夏の思い出」や「ななこを愛したスパイ」、「スーパーボーイ、ななお」など、魅力的な作画をてがけてくれました。「ななこを愛したスパイ」に登場したスパイは、二宮さんそっくりでした。また、文芸担当の宮村さんそっくりのキャラが出演したこともありました。
新田一郎さんによる主題歌も爽やかなアイドルソングで、本編より凜々しく描かれるななこが躍動するオープニングも印象的でした。
前作『おちゃめ神物語 コロコロポロン』も吾妻さん原作でしたが、そのファミリー路線と違い、チャーミングなななこを前面に押し出したため、アニメファンにも注目されていました。
サブキャラとして、不気味くんが郵便配達で登場した回も、うれしいことでした。
原作とはちょっと違うテイストでしたし、海外作画班の回もありましたが、けなげで可憐な緑色の髪のななこも可愛く魅力的でした。
『ななこSOS』動画
左上はオープニングの動画です。
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