松本零士先生お別れの会
- 2023/06/04
- 06:30
午前中はゆかりの方々が集まる第一部として、長年親交があり実行委員長のちばてつやさんが弔辞を読み、喪主は奥様の牧美也子さんが務められたそうです。
午後2時からは一般のファンからの献花も受け付ける、ということで参列してきました。
会場には午後1時半前に着きましたが、既に400人ほどの参列者が並んでいました。60代70代くらいの世代から20代30代までの男女、海外からの人、メーテルのコスプレで来ている女性など幅広い層のファンが整然と列を作っていました。
開場20分前から、20名ずつ1階で手荷物検査を受け、順に5階にのぼります。5階では表面に銀河鉄道の無期限パスが印刷されたメッセージカードを渡され、ロビーでそれぞれが松本さんへの思いを書いていました。
そして、松本さんの誕生からの歩みがスライドで上映されているホールに案内されます。
誕生から幼少期の写真、少年時代の習作マンガ『巨星』、『探検王』、『ドラゴンタイガー』などの扉絵。高校時代に来福した手塚治虫さんを囲んだ高井研一郎さん、井上智さんの写真、その後の『銀河鉄道999』、「戦場マンガシリーズ」、『宇宙海賊キャプテンハーロック』、『宇宙戦艦ヤマト』、『QUENエメラルダス』など、数々のヒット作のカラー画稿は、ホールの多くのファンがスマホのカメラを向けていました。
最後には、2013年に撮影された松本さんがハーロックとエメラルダスを実際にお描きになる様子が流れ、出来上がりも素敵な絵でした。
その後は、順に7階の会場に進みます。
会場正面の祭壇には、青と白の花々が散りばめられて地球のようです。そして中心にある松本さんのお写真に向かって地上から線路が延び、その周囲に鉄郎やメーテル、999号、そして星々が配置されていました。
松本さんが、宇宙に向けて旅立たれたイメージが伝わってきました。
祭壇右には、管弦楽の生演奏で『銀河鉄道999』など、おなじみのメロディーが奏でられていました。右手の壁は、スライドでも紹介された松本さんの歩みが、写真とマンガ作品で展示です。後方には、999号機関室を再現した展示もありました。
松本さんが遺された数々の作品は、決して滅びる事はありません。作品に込められたメッセージは、永遠の命となって読者の心に生き続けるでしょう。
これまでたくさんの素敵な作品を読ませていただき、ありがとうございました。
松本零士先生お別れの会 会場案内
祭壇
松本零士さん愛用の帽子、メガネ、ペンなど
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