なみきたかしさんのお宝公開中
- 2023/06/10
- 06:30
アニドウを主宰されるなみきたかしさんによる貴重な資料やグッズ、写真などの展示が、6月7日から吉祥寺の古本屋一日で始まりました。
題して、「なみきたかしのどうらく宝島展 写真と書籍で語るスーキな半生!これがぼくのお宝だ!!」です。
会場の古本屋一日は以前、森やすじさんの原画の展示などが行われた所で、入り口をはいると左側のスペースに、なみきさんがこれまで集められたお宝の一部が、公開されています。
なみきさんが10代の頃に見学で訪れたスタジオゼロでの赤塚不二夫さんの貴重な写真や、『タイガーマスク』、『ハッスルパンチ』、『太陽の王子ホルスの大冒険』『セロ弾きのゴーシュ』のセル。
大塚康生さんが『太陽の王子 ホルスの大冒険』制作時に作られたという絵皿。大工原章さんの油絵。プレストン・ブレアの原稿。文化庁メディア芸術祭の功労賞のトロフィ、アニドウ協力のLDジャケット、そして『テッコンV』の大きなフィギュアなどもありました。
展示された品は雑多な印象もしますが、こうして並べられると、どこか共通するものも感じられます。
一番目を引いたのは、部屋の中心にあるガラスケース内一番下に飾られた森やすじさんお手製の表札です。可愛らしいクマが指差す側にドアがあったのでしょうか。
こんな素敵な表札があればお宅を訪れる人も、心和んだことでしょう。
会場では、鈴木伸一さんの新刊『アニメと漫画と楽しい仲間』、大塚康生さんの『道楽もの雑記帖』(編集・構成/叶精二)、南正時さんの『南正時アニメーション作家の肖像』なども販売されていました。
会期は6月18日までです。
案内ハガキには、なみきさんによる「(個人的な)お宝を公開する自慢イベント」とちょっと露悪的な表現になってはいましたが、これまでアニドウが保存してきた貴重な資料の一部なのでしょう。
今後、その全貌が公開されるような大きな器でのイベント展示や、ミュージアム構想の実現も願っています。
「なみきたかしの どうらく宝島 展」
■会期 2023年6月7日~18日12時~19時(最終日は17時まで、火曜定休)
■場所 古本屋一日 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-1-3 石上ビル1F
会場内の様子
展示の一部
森やすじさんお手製の表札
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