『プラレス3四郎』祝 放映開始40周年
- 2023/06/11
- 06:30
1983年(昭和58年)6月5日日曜17時、TBS系で『プラレス3四郎』がスタートしました。
『プラレス3四郎』は、牛次郎さんの原作で漫画は神矢みのるさんによる『週刊少年チャンピオン』の連載作が原作です。
近未来に、マイコンを組み込んだプラモデルの小型ロボット同士を戦わせる“プラレス”を舞台に、天才少年姿形三四郎とその仲間たちの活躍を描く作品です。
3四郎が操るプラレスラーの柔王丸は、原作では格闘場面では擬人化されましたが、アニメ版では、そのままメカニックの姿で描かれました。そんなメカのバトルはロボットアニメの要素もあり迫力がありました。
製作は東宝でしたが、実制作はいのまたむつみさんと影山楙倫さんを擁するカナメプロです。『宇宙戦士バルディオス』や『戦国魔神ゴーショーグン』での華麗なタッチで注目されていた、いのまたさんがキャラクターデザインを手掛けられました。
シリーズ構成は藤川桂介さん、メカニックデザインは小原渉平さんと豊増隆寛さん。チーフディレクターは、湯山邦彦さんです。美術監督は、前半は水野尾純一さん、後半は勝又激さんでした。
作画監督は、影山楙倫さん、いのまたみつみさん、福島喜晴さん、高井久さん、よしなが尚さん、越智一裕さんたちです。
いのまたさんの作監回はそれほど多くはありませんでしたが、ヒロインの今日子や、謎の美女シーラ・ミスティなどチャーミングな作画は第一話から人気でした。
放映前から話題となったため、第一話制作中にスタジオから撮影前のセルが盗まれたこともあったそうです。
また、金田伊功さんも時には絵コンテや原画にも参加し、若手作画陣の活躍とともに元気のいいアクション作画を披露してくれました。
キャストは、元気のいい3四郎に間島里美さん、ヒロイン今日子は安藤ありささん、成田は古谷徹さん、サングラスの章太はつかせのりこさん、シーラ・ミスティは井上遥さんなどが揃い、皆さんキャラクターにピッタリでした。
カナメプロが主体となったテレビアニメはこの一作だけとなりましたが、プラレスラーの迫力ある肉弾戦やチャーミングなキャラクター、そしてそのキャラたちの爽やかな友情や淡い恋愛模様など、印象に残る作品でした。
『プラレス3四郎』動画
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