懐かしのアニメグッズ「DIYセル」 その4
- 2023/07/09
- 06:30
アニメブームが高まった1980年(昭和55年)には、『超時空要塞マクロス』のセル原画彩色セットが創映新社から発売されています。
主人公「一条輝」、人気ヒロイン「リン・ミンメイ」のキャラクターと、「バルキリー」、「地球統合軍」「ゼントラーディ軍」のメカニックの5種類の商品で、それぞれ違う絵柄が5枚ずつセットになっていました。
先行する各社がこれまで販売してきたDIYセルの形式と違い、キャラクター、メカニックとジャンルごとに分けての販売です。メカファン、男性キャラファン、女性キャラファン、各ニーズを分かった商品展開です。
しかもパッケージには完成したセルの絵があり、これにはそそられたものでした。
特筆すべきは、この商品がこれまでDIYセルの取り扱いメインであったアニメショップではなく、模型店で発売されたことです。
そのため指定されている塗料も、プラモデル用の絵の具でした。この頃はプラモデルもブームでしたので、模型店は全国各地にありました。
私も当時地元の模型ショップの壁に『マクロス』のセル原画彩色セット各種が吊られているのを目にして、こんなところにアニメグッズがと驚いたことを覚えています。
そんな模型店の販売ルートに卸されていたことからも、かなりのロットが製作されたことでしょう。当時の『マクロス』の人気振りも分かります。(つづく)
創英新社『超時空要塞マクロス』4種
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