『キャッツ・アイ』 祝 放映40周年
- 2023/07/29
- 06:30
1983年(昭和58年)7月11日、日本テレビ系で、北条司さん原作の『キャッツ・アイ』(製作/東京ムービー)が始まりました。
人気番組となり、翌年3月まで放映されています。
原作は『シティハンター』などでおなじみの北条司さんが、『週刊少年ジャンプ』1981年(昭和56年)から84年まで連載された人気作です。
喫茶店キャッツアイの看板娘である、泪、瞳、愛の美人三姉妹。そして次女の瞳は、近所の犬鳴署に勤務する刑事である内海俊夫と付き合っていました。
ですが、来生三姉妹には秘密がありました。俊夫が追い続けている謎の怪盗キャッツアイの正体こそが、来生姉妹だったのです。
キャッツアイが狙っていたのは、ヨーロッパのハインツという画家にゆかりの美術品です。そこには三姉妹とハインツをつなぐ秘密がありました。
キャラクターデザインを手掛けられたのは、東京ムービーでは『宝島』や『あしたのジョー2』、『スペースコブラ』でおなじみの杉野昭夫さん。
作画監督は、『ルパン三世』のTVSP各作品や、東京ムービー版『ガラスの仮面』などを手掛けてこられた平山智さん。
チーフディレクターは、様々な出崎作品で演出を担当された竹内啓雄さん、そして美術監督は『ベルサイユのばら』や『スペースコブラ』、『AKIRA』の水谷利春さんでした。
原作を活かした雰囲気のあるキャラクターたちと落ち着いた色指定、そして奥行きがあり光と影が鮮明に表現された美術がマッチしていました。毎回変わる三姉妹のファッションなど、センスのいい描写もマッチしていました。
毎回アイキャッチで描かれるハーモニー画も楽しみでした。
杏里さんが歌う主題歌『キャッツ・アイ』はおしゃれなオープニングの魅力とともに、当時には珍しくアニメソングの枠を超えテレビの歌番組でも注目される大ヒットとなりました。エンディングも当時流行っていたエアロビクスをモチーフにしたしゃれた演出で話題になりました。
今から40年前の作品ですが、その後流行したトレンディドラマのようなしゃれたセンスのアニメでした。
『キャッツ・アイ』動画
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