70年代のアニメファン⑧
- 2015/05/09
- 09:58
アニメブーム当時はインターネットは存在していませんから、遠方のファンとの交流は文通が主でした。雑誌などの文通欄で知り合った人と、手紙でやりとりをするのです。
私は当時、「設定やセルのコピーを譲ります」という記事で知り合った方々にお願いして、資料のコピーを譲っていただいていました。
あの頃、コピー機は大きな書店や文房具店にしか設置されていませんでした。コンビニもまだまだ珍しく、コピー機があるお店なども大学の傍とかにしかありあませんでした。しかも値段も高く、モノクロでさえまだ通常は一枚100円くらいで、安くても50円と高い時代でした。カラーコピー機は、出回っていませんでした。
コピー代もバカになりませんでしたが、リストを送ってもらい、少ない予算の中でどれをコピーしてもらうか悩んでいた頃を思い出します。
郵便局の定額小為替で代金と送料の合計を先方に送り、お願いしたコピーが届くのをわくわくして待つのです。
そうして送ってもらったコピーは、普段は見ることが出来なかった作品の資料ですから、何度もコピーを繰り返したため劣化した画像になっていても、やはり嬉しいものでした。コピーであっても実際に作品に使われた絵を見ることができたのが、喜びだったのです。
また、交換希望で知り合った遠方のファンと、手持ちのコピーやセルなどを交換してもらったこともあります。
お互いアニメファンですから、好きな作品に対しての思いは分かります。大きな封筒での郵送で交換が終了し、お礼のメッセージをやり取りするときの喜びもまたひとしおでした。
あの頃は、会ったこともない人同士の交流ではありましたが、お互いがアニメファンという共通項があったためかそれなりの連帯感があったと思います。(つづく)

懐かしのセルコピー 『マジンガーZ』 兜甲児と弓さやか
それまでのような優等生的な主人公でないやんちゃなヒーロー、甲児は石丸博也さんの
演技もぴったりで、とても身近な存在に思えました。
私は当時、「設定やセルのコピーを譲ります」という記事で知り合った方々にお願いして、資料のコピーを譲っていただいていました。
あの頃、コピー機は大きな書店や文房具店にしか設置されていませんでした。コンビニもまだまだ珍しく、コピー機があるお店なども大学の傍とかにしかありあませんでした。しかも値段も高く、モノクロでさえまだ通常は一枚100円くらいで、安くても50円と高い時代でした。カラーコピー機は、出回っていませんでした。
コピー代もバカになりませんでしたが、リストを送ってもらい、少ない予算の中でどれをコピーしてもらうか悩んでいた頃を思い出します。
郵便局の定額小為替で代金と送料の合計を先方に送り、お願いしたコピーが届くのをわくわくして待つのです。
そうして送ってもらったコピーは、普段は見ることが出来なかった作品の資料ですから、何度もコピーを繰り返したため劣化した画像になっていても、やはり嬉しいものでした。コピーであっても実際に作品に使われた絵を見ることができたのが、喜びだったのです。
また、交換希望で知り合った遠方のファンと、手持ちのコピーやセルなどを交換してもらったこともあります。
お互いアニメファンですから、好きな作品に対しての思いは分かります。大きな封筒での郵送で交換が終了し、お礼のメッセージをやり取りするときの喜びもまたひとしおでした。
あの頃は、会ったこともない人同士の交流ではありましたが、お互いがアニメファンという共通項があったためかそれなりの連帯感があったと思います。(つづく)

懐かしのセルコピー 『マジンガーZ』 兜甲児と弓さやか
それまでのような優等生的な主人公でないやんちゃなヒーロー、甲児は石丸博也さんの
演技もぴったりで、とても身近な存在に思えました。
- 関連記事
-
- 資料収集のきっかけとなった本①
- 70年代のアニメファン⑨
- 70年代のアニメファン⑧
- 70年代のアニメファン⑦
- 70年代のアニメファン⑥
- テーマ:懐かしいアニメ作品
- ジャンル:アニメ・コミック
- カテゴリ:極私的アニメファン事始め
- CM:0
- TB:0