『コラルの冒険』は、1979年(昭和54年)4月から80年3月まで、TBS系の影絵番組『千代太郎子ども劇場』内で放送されました。
『千代太郎子ども劇場』は児童向けの影絵番組で、『イソップ物語』や『グリム童話』が取り上げられ、その中でフランスとポーランド合作の人形アニメ『コラルの冒険』も放送されていました。
劇団かかし座の影絵で落ち着きのある画面に対し、色彩鮮やかな人形アニメは、それだけでも明るい印象でした。
この時期
タツノコプロはフランスとの合作で『ピエール君、歴史を行く』を制作していました。そこからのつながりから、フランスの作品である『コラルの冒険』も、担当したとも考えられます。
あれから古い資料を探したところ、当時の紙焼きプリントが出てきました。
本編の画像とともに、
タツノコプロで描かれたコラルやクローたちのセル画の画像もありました。オープニングやエンディングで使用されたものでしょう。
せっかくですので、このセル画イラストをご紹介しましょう。
もちろん本編の人形もかわいいのですが、メルヘンタッチで描かれたコラルたちもより表情豊かなキャラクターになってます。
『みなしごハッチ』や『樫の木モック』、『ポールのミラクル大作戦』など、タツノコメルヘン調の流れで描かれた『コラルの冒険』のオープニングやエンディングもいつかまた見る機会があるとうれしいです。
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