『亜空大作戦スラングル』 「迷宮(ラビリンス)の少女」の迷宮 その1
- 2023/09/10
- 06:30
今から40年前、1983年(昭和58年)9月9日夕方のことです。テレビの前でいつものように『亜空大作戦スラングル』(製作/国際映画社)にチャンネルを合わせ見ていると、なんとなく違和感を覚えました。
この日の放映は、第34話「迷宮(ラビリンス)の少女」。当時『月刊宇宙船』(朝日ソノラマ)などでも執筆しておられた、聖咲奇さんの脚本です。
物語の舞台は、クライムの支配下にあるランドベース・ラビリンス。
そこに格納されているデータバンク・エーナインを奪取するため、ゴリラチームのキャプテン・チャンスとマジシャンそしてジェットは、ここに潜入しミッションに成功します。
ですが、彼らの作戦に気づいた警備に当たるクライムの攻撃を受け、ジェットが大怪我を負ってしまうのです。
チャンスは、深い傷を負ってしまったジェットを連れての脱出は無理と判断します。そこで彼と、彼の愛機ブリントジェッターをラビリンスに隠して一時撤退するという苦渋の決断をします。
敵地の中、なんとか愛機を隠し終えたジェットでしたが、負っていた傷は深いものでそのまま気を失ってしまいます。そして次に彼が目を覚ますと、そこはある少女の部屋でした。
彼女の名はリアナ。ランドベース・ラビリンス市長の娘で、重傷の彼を見つけて執事ロボットを使って助け出してくれたのです。
傷を負ったジェットと純情な少女リアナの淡い交流が、そこで生まれるのですが……。
この回は『亜空大作戦スラングル』のなかでも、いつもの戦闘がメインとは一味違う番外編的なストーリーになっていました。
それにしても、何故だか通常の回とはどことなく違う印象を受けたのです。(つづく)
『亜空大作戦スラングル』DVDーBOX1、2
34話は、DVDーBOX2の収録です。
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