『亜空大作戦スラングル』 「迷宮(ラビリンス)の少女」の迷宮 その3
- 2023/09/24
- 06:30
放映時にどことなく違和感を感じた、『亜空大作戦スラングル』第34話「迷宮(ラビリンス)の少女」。
この回の演出は、栗山美秀さんです。栗山さんは、ほかにも『スラングル』では19話、24話、29話、38話、45話、49話の演出を手掛けていらっしゃいます。
チーフディレクターが宮崎一哉さんだった前半から演出のローテーションに入り、国内作画、海外作画の回にも参加しておられます。
『スラングル』のテイストは、理解されていたでしょう。
通常の回では、ご自身で切られた絵コンテをそのまま演出する形です。ですが、この34話は演出のみで、絵コンテは他の方のものでした。
絵コンテの担当は、大泉一平さんです。
この大泉さんは、他の回では一切名前が出ていませんので、どうやらどなたかのペンネームのようです。大泉と名乗られたのは大泉学園にある東映動画スタジオ関係者で、その地名から取っていたのかもしれません。
作画監督は、柴田豊さんという方でした。
柴田さんという方も、『スラングル』ではこの回しか作画監督を担当していません。念のため、他の国際映画社作品でもスタッフ名の中で柴田さんのお名前を探してみました。ですが、作監はやはりこの『スラングル』の34話のみでした。
同時期の他社の作品でも、作画監督を担当していらっしゃいません。
それまでも、そして以降も作画監督としてはお名前が出ることがありませんでした。
もしかしたら、この方が異変の謎を解く存在なのかもしれません。(つづく)
第34話「迷宮(ラビリンス)の少女」セル
ゲストキャラ ロアナ
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