■「東映アニメーション・ファンクラブ」その3
「東映アニメーション・ファンクラブ」では、『Toei Animation Studio News』のほかにも劇場版『銀河鉄道999』公開に向けて1979年(昭和54年)、A5カラー版の「銀鉄ニュース」を発行しました。これは公開まで4号出されました。
また劇場版『999』が成功すると、その後「東映アニメーションファンクラブ・ニュース」として、『地球へ…』や『サイボーグ009 超銀河伝説』、『1000年女王』など、劇場版作品のムーブアップに向けて定期的に出されることになりました。
元々アニメブームをいち早く見越し、始動していたのが東映動画です。歴史も古く、多数の人気作品を送り出してきた同社でしたから、スチール写真や絵はがき、ポスター、設定資料集など、オリジナルのグッズもとても充実していました。
なぜ『レインボー戦隊ロビン』関連の商品が、当初は充実していたのか当時不思議でした。これは、商品開発の際には様々なアニメファンの意見を参考にしており、その中心となっていたのが『ロビン』のファンクラブのメンバーだったと後に関係者の方に聞き、納得しました。
ただ『タイガーマスク』や『マグネロボ ガ・キーン』、『キューティーハニー』、『大空魔竜ガイキング』などなど、好きな作品を作っている大手アニメ会社の公式ファンクラブの一員であるという事が、この頃中学生だった私を誇らしい気持ちにしてくれました。
大手アニメ製作会社の東映動画や、まだ見ぬ多くのアニメファンと、ファンクラブの会員になったことで、なんとなく繋がりを持てたような気持ちにしてくれたのです。
当時本部から送付してもらった、パウチされた青色のファンクラブ会員証は、長い間大切にしていました。(つづく)
『銀鉄ニュース』から、『アニメーション・ニュース 999から地球へ』
そして『東映アニメーション ファンクラブ・ニュース』と発行されました
当時のファンクラブ会員証は、机の奥にまだ大事にとってありました
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