「才田俊次と『セロ弾きのゴーシュ』展」に行ってきました
- 2015/07/19
- 10:02
7月15日から丸善丸の内本店の4階ギャラリーで行われている、「才田俊次と『セロ弾きのゴーシュ』展」を見てきました。
1982年(昭和57年)1月の公開から33年の年月を経て、ブルーレイディスク「ジブリがいっぱいCOLLECTION」にての発売を記念した展覧会です。
東京駅丸の内口横、丸の内オアゾにある4階のギャラリーには、懐かしの『セロ弾きのゴーシュ』の作品資料や、才田さんの手掛けた『小公女セーラ』のキャラクターデザインのラフ画など、貴重な資料が展示されていました。
才田さんと高畑勲さんによる絵コンテ、才田さんのストーリーボード、準備稿。そしてシナリオや椋尾さんの美術ボード、セル画などは普段あまり実物を見る機会もなくじっくりと堪能させてもらいました。
私も当時地元で行われた上映会に出かけ、才田さんにネコのサインを頂けてうれしかったことは忘れられない思い出です。
作品に使用された背景つきのセル画は、20枚ほど会場販売されていました。セル画は33年も経ったとは思えないきれいなものでした。椋尾さんの落ち着いた温かみのある背景を前に、改めてその画面に惚れ惚れしました。
それぞれ15万円ほどで販売されていたのですが、出来れば背景はジークレーなどで複製しセルもリレイズして、オリジナルはあくまで残しておいたほうがよいのではとも思いました。
会場販売されているのは、おなじみのパンフレットとともに、クリアファイルや絵はがき、そしてこの展覧会のために作成された、新刊『セロ弾きのゴーシュと才田俊次の世界』(日本アニメーション文化財団刊)です。
オールカラー112ページに渡って、才田俊次さんのインタビューやイラスト、ストーリーボードはもちろんのこと。高畑勲さんの講演記録、なみきたかしさんの『セロ弾きのゴーシュ』制作当時の回想や、公開当時の雑誌記事まで再録された、まさにこの本が無ければ『セロ弾きのゴーシュ』は語れない決定版ともいうべき内容でした。
公開時ファンに送付された「カッコー通信」まで再録されていて、当時この冊子の「動画師列伝」の記事を楽しみにしていた頃も思い出しました。
「才田俊次と『セロ弾きのゴーシュ』展」は7月21日(水)まで、開催中です。

会場の入り口

新刊『セロ弾きのゴーシュと才田俊次の世界』と絵はがき
個人的には、小松原一男さんと村田耕一さんのページが印象的でした。
『ゴーシュ』という作品に対する並々ならぬ思いを、生前のお二人から
それぞれ伺っていました。
1982年(昭和57年)1月の公開から33年の年月を経て、ブルーレイディスク「ジブリがいっぱいCOLLECTION」にての発売を記念した展覧会です。
東京駅丸の内口横、丸の内オアゾにある4階のギャラリーには、懐かしの『セロ弾きのゴーシュ』の作品資料や、才田さんの手掛けた『小公女セーラ』のキャラクターデザインのラフ画など、貴重な資料が展示されていました。
才田さんと高畑勲さんによる絵コンテ、才田さんのストーリーボード、準備稿。そしてシナリオや椋尾さんの美術ボード、セル画などは普段あまり実物を見る機会もなくじっくりと堪能させてもらいました。
私も当時地元で行われた上映会に出かけ、才田さんにネコのサインを頂けてうれしかったことは忘れられない思い出です。
作品に使用された背景つきのセル画は、20枚ほど会場販売されていました。セル画は33年も経ったとは思えないきれいなものでした。椋尾さんの落ち着いた温かみのある背景を前に、改めてその画面に惚れ惚れしました。
それぞれ15万円ほどで販売されていたのですが、出来れば背景はジークレーなどで複製しセルもリレイズして、オリジナルはあくまで残しておいたほうがよいのではとも思いました。
会場販売されているのは、おなじみのパンフレットとともに、クリアファイルや絵はがき、そしてこの展覧会のために作成された、新刊『セロ弾きのゴーシュと才田俊次の世界』(日本アニメーション文化財団刊)です。
オールカラー112ページに渡って、才田俊次さんのインタビューやイラスト、ストーリーボードはもちろんのこと。高畑勲さんの講演記録、なみきたかしさんの『セロ弾きのゴーシュ』制作当時の回想や、公開当時の雑誌記事まで再録された、まさにこの本が無ければ『セロ弾きのゴーシュ』は語れない決定版ともいうべき内容でした。
公開時ファンに送付された「カッコー通信」まで再録されていて、当時この冊子の「動画師列伝」の記事を楽しみにしていた頃も思い出しました。
「才田俊次と『セロ弾きのゴーシュ』展」は7月21日(水)まで、開催中です。

会場の入り口

新刊『セロ弾きのゴーシュと才田俊次の世界』と絵はがき
個人的には、小松原一男さんと村田耕一さんのページが印象的でした。
『ゴーシュ』という作品に対する並々ならぬ思いを、生前のお二人から
それぞれ伺っていました。
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