アニメコミックスの登場⑦
- 2015/11/01
- 08:27
■アニメコミックスのルーツは 2
本国ではいち早くフィルムコミックスが発売されていた『スタートレック/宇宙大作戦』の例を挙げるまでもなく、映画は元々フィルムコミックスとの親和性は高かったようです。
それは日本でも秋田書店が同社の「チャンピオン・グラフィック」シリーズで、アニメ作品のほかにも実写映画もコミックス化していたことでも分かります。
秋田書店は、後発のアニメ誌となった『マイアニメ』でも、創刊時の売りとして当時放映中だった『宇宙戦艦ヤマトⅢ』のアニメコミックを連載していました。
アニメコミックスとしても、劇場版の『さらば宇宙戦艦ヤマト』や『ヤマトよ永遠に』、『科学忍者隊ガッチャマン』、テレビアニメの『宇宙海賊キャプテンハーロック』を刊行しました。そして特撮テレビ番組の『ウルトラマン80』や、『ゴジラ』映画、『酔拳』などのジャッキー・チェン主演の映画までを出版していたのです。
残念ながら辰巳出版の〈FOTONOVEL〉『STARTREK 宇宙大作戦』シリーズは2冊が刊行されただけで、その後は出版されませんでした。当時の日本では、あまり売れ行きが芳しくなかったのかもしれません。
ただ、この人気テレビシリーズのフィルムコミックの本国版は、日本のアニメコミックの出版に先駆けて出ていたことは確かです。
もしかしたら当時の出版関係者も、BANTAM BOOKS社の〈FOTONOVEL〉の存在を知っていたからこそアニメコミックスを企画したのかもしれません。(つづく)

本国版フォトノベル
BANTAM BOOKS社の〈FOTONOVEL〉
『STARTREK』の6巻と9巻
本国ではいち早くフィルムコミックスが発売されていた『スタートレック/宇宙大作戦』の例を挙げるまでもなく、映画は元々フィルムコミックスとの親和性は高かったようです。
それは日本でも秋田書店が同社の「チャンピオン・グラフィック」シリーズで、アニメ作品のほかにも実写映画もコミックス化していたことでも分かります。
秋田書店は、後発のアニメ誌となった『マイアニメ』でも、創刊時の売りとして当時放映中だった『宇宙戦艦ヤマトⅢ』のアニメコミックを連載していました。
アニメコミックスとしても、劇場版の『さらば宇宙戦艦ヤマト』や『ヤマトよ永遠に』、『科学忍者隊ガッチャマン』、テレビアニメの『宇宙海賊キャプテンハーロック』を刊行しました。そして特撮テレビ番組の『ウルトラマン80』や、『ゴジラ』映画、『酔拳』などのジャッキー・チェン主演の映画までを出版していたのです。
残念ながら辰巳出版の〈FOTONOVEL〉『STARTREK 宇宙大作戦』シリーズは2冊が刊行されただけで、その後は出版されませんでした。当時の日本では、あまり売れ行きが芳しくなかったのかもしれません。
ただ、この人気テレビシリーズのフィルムコミックの本国版は、日本のアニメコミックの出版に先駆けて出ていたことは確かです。
もしかしたら当時の出版関係者も、BANTAM BOOKS社の〈FOTONOVEL〉の存在を知っていたからこそアニメコミックスを企画したのかもしれません。(つづく)

本国版フォトノベル
BANTAM BOOKS社の〈FOTONOVEL〉
『STARTREK』の6巻と9巻
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