『宇宙戦士バルディオス』 ブルーレイBOX発売 ①
- 2015/11/18
- 06:57
国際映画社と葦プロ(現・プロダクションリード)がかつて製作した『宇宙戦士バルディオス』のブルーレイBOXが、10月末に発売されました。
これは1980年(昭和55年)6月から東京12チャンネル(現・テレビ東京)でスタートし、翌81年1月に物語の佳境に差し掛かったところで結末を迎えることなく唐突に終了しました。
キー局では放映時間帯も2度移動し、その都度裏番組が『あしたのジョー2』(原作/高森朝雄 作画/ちばてつや)や『おじゃまんが山田くん』(原作/いしいひさいち)など強豪と重なる時間帯に当たって視聴率的に苦戦を強いられました。ただ、ロボットアニメでありつつも主人公マリンと敵側のヒロイン、アフロディアの愛憎を縦軸に繰り広げられるストーリーに魅かれるファンも多く、話題を呼んだ作品でした。
私も、アニメ誌などに掲載される新作情報などを見て、放映前から楽しみにしていた一人です。第1話を見て、以前好きだった『ブロッカー軍団Ⅳマシーンブラスター』の作画と同じ印象を受け嬉しくなりました。いきなり父親を殺され皇帝暗殺の汚名を帯びることになるマリンも、主人公として魅力的でした。
オープニングとエンディングは、上條修さんの劇画調タッチが決まってましたし、1話は田中保さんの端正な作画がまとまっていました。また新井寅雄さんの美術も、落ち着いた色彩で作画とマッチしていました。
主題歌やBGMは羽田健太郎さんによるもので、壮大な曲調のなかにマリンとアフロディアたちキャラクターの個性も表現され、戦闘シーンはもとよりドラマをより強く盛り上げる名曲揃いでした。1話を見て、この『バルディオス』のファンになり以降の放映を毎回見るようになったのです。
その後、各話の作画監督によっても、キャラクターのタッチはかなり変わりました。現在では信じられないくらいのバラつきも感じましたが、それもこの作品の個性として楽しめました。後の国際映画社作品と同様、海外出しの回もあったようです。(つづく)

『宇宙戦士バルディオス』の動画
田中保さんと上條修さんの作画の違いはシロウト目にも歴然でしたが、
両方とも魅力的で好きでした。
これは1980年(昭和55年)6月から東京12チャンネル(現・テレビ東京)でスタートし、翌81年1月に物語の佳境に差し掛かったところで結末を迎えることなく唐突に終了しました。
キー局では放映時間帯も2度移動し、その都度裏番組が『あしたのジョー2』(原作/高森朝雄 作画/ちばてつや)や『おじゃまんが山田くん』(原作/いしいひさいち)など強豪と重なる時間帯に当たって視聴率的に苦戦を強いられました。ただ、ロボットアニメでありつつも主人公マリンと敵側のヒロイン、アフロディアの愛憎を縦軸に繰り広げられるストーリーに魅かれるファンも多く、話題を呼んだ作品でした。
私も、アニメ誌などに掲載される新作情報などを見て、放映前から楽しみにしていた一人です。第1話を見て、以前好きだった『ブロッカー軍団Ⅳマシーンブラスター』の作画と同じ印象を受け嬉しくなりました。いきなり父親を殺され皇帝暗殺の汚名を帯びることになるマリンも、主人公として魅力的でした。
オープニングとエンディングは、上條修さんの劇画調タッチが決まってましたし、1話は田中保さんの端正な作画がまとまっていました。また新井寅雄さんの美術も、落ち着いた色彩で作画とマッチしていました。
主題歌やBGMは羽田健太郎さんによるもので、壮大な曲調のなかにマリンとアフロディアたちキャラクターの個性も表現され、戦闘シーンはもとよりドラマをより強く盛り上げる名曲揃いでした。1話を見て、この『バルディオス』のファンになり以降の放映を毎回見るようになったのです。
その後、各話の作画監督によっても、キャラクターのタッチはかなり変わりました。現在では信じられないくらいのバラつきも感じましたが、それもこの作品の個性として楽しめました。後の国際映画社作品と同様、海外出しの回もあったようです。(つづく)

『宇宙戦士バルディオス』の動画
田中保さんと上條修さんの作画の違いはシロウト目にも歴然でしたが、
両方とも魅力的で好きでした。
- 関連記事
-
- 雑誌『昭和40年男』10月号のマンガ特集
- 『宇宙戦士バルディオス』 ブルーレイBOX発売 ②
- 『宇宙戦士バルディオス』 ブルーレイBOX発売 ①
- 若林忠生さんの新作絵画
- 金山明博さんのデビュー単行本『斗魂』