鷺巣政安さんの新刊情報掲載！ 『特撮秘宝』VOL.3

洋泉社のマニアックな映画誌『映画秘宝』の別冊として、昨年６月に創刊された『特撮秘宝』。
そのディープで探究心あふれた編集は、古くからの特撮ファンもうなされる濃い内容でした。なにより本の作り手たちの特撮への愛情が強く感じられました。

　１号目は『ウルトラセブン』、そして２号は『ガメラ』の大特集。いずれも丹念な取材による新事実や未公開の写真などが掲載され、資料的価値も高いシリーズです。
　そんな『特撮秘宝』の最新刊が、２月１３日発売となりました。

　今回もピープロ特集として、創業社長で『スペクトルマン』や『怪傑ライオン丸』などの原作者でもある、故・うしおそうじ（鷺巣富雄）さんの生前最後の未発表インタビューも収録されています。
　また、アニメ版『月光仮面』や『宇宙戦艦ヤマト』、『キャプテン翼』でおなじみのアニメーター・岡迫亘弘さんも、これまで手掛けられた『レインボーマン』など特撮作品について取材を受けておられます。

　ピープロ特集に寄せては、うしおそうじさんの実弟である鷺巣政安さんも、取材に応じておられ３ページに渡るインタビュー記事が掲載されています。
　聞き手は、うしおさんと交流の深かった、ノンフィクション作家の但馬オサムさんです。私もこの取材には、同席させていただきました。今年８３歳になられる鷺巣さんですが、まだまだ記憶もしっかりとしておられ、お兄様との知られざるエピソードをいろいろとお話しいただけました。

　記事中では、鷺巣さんと初代ウルトラマンを演じられた古谷敏さんとの、最近の貴重なツーショット写真も公開されています。古谷さんと鷺巣さんは、古くからの付き合いなのです。

　実はこの記事には、鷺巣さんがこれまでの歩みを記した書籍『アニメプロデューサー　鷺巣政安』の４月刊行が表紙とともに告知されています。写真の古谷敏さんとの親友対談も、鷺巣さんの新刊に掲載されます。

　私もこの企画のため、ここ３年ほど動いておりました。共同執筆者である但馬さんを始め多くの方々のご協力のおかげで、ようやく書籍化が実現される運びとなりました。

　詳細は、今後当ブログでもご報告しますが、まずは古くからのアニメファンなら見逃せない、岡迫亘弘さんと鷺巣政安さんのインタビューの掲載された『特撮秘宝　ＶＯＬ．３』に注目です。


『特撮秘宝　ＶＯＬ．３』（洋泉社刊）


打ち合わせ中の鷺巣さん！　相変わらずダンディです