子どもの頃は、誰でもお気に入りのお菓子があったでしょう。
昭和40年代(1965年~1974年)あたりに子ども時代を過ごした私は、テレビまんがのお菓子が忘れられません。現在のようなオマケが充実したものはありませんでしたが、好きな絵がパッケージに印刷されているだけでも、魅力的に感じていました。
『鉄腕アトム』のマーブルチョコから始まって、『鉄人28号』、『遊星少年パピイ』のグリコ、『オバケのQ太郎』の不二家、『ゲゲゲの鬼太郎』のシスコチョコレートなどなど、当時は、アニメの絵が付いたお菓子が花盛りでした。オマケや点数を集めて景品が当たる懸賞ものなどにも、そそられたものです。
ガムもテレビまんがのものが多くあり、こすって貼り付けるシールになったオマケなどは、あちこちに貼り付けて親に怒られたこともあります。
まだビデオもなかった時代でしたから、アニメの絵を手元にできる喜びを、お菓子のパッケージやオマケから得ていたのかもしれません。
当時はガムやキャンディー、キャラメル、ラムネ菓子などがお菓子のメインで、チョコレートも人気でした。中でも、グリコからその後新しく発売された「カプリコチョコ」は、今も覚えています。
アイスクリームのようにコーンのうえにエアインチョコが乗った円錐の形状で、ヨーグルト味や、イチゴ味などがありました。
エアインチョコの乾いた食感から、チョコレートが口に広がる美味しさも独特で、当時はとても好きでした。
パッケージも当時話題の『
ドラえもん』や『
宇宙戦艦ヤマト2』、『Dr.スランプ
アラレちゃん』など、人気作品が印刷されたバージョンも発売されていたのです。そして、それぞれの作品のオマケシールが封入されていたのも、うれしいことでした。
昨年、店頭で「ジャイアントカプリコ」という名に変わったカプリコチョコを見つけました。しかもパッケージは『妖怪ウォッチ』の人気キャラクター、コマさんの弟・コマじろう仕様でした。
さすがに今はシールのオマケこそ付いていませんでしたが、「動くぬりえ」をダウンロードできるようでした。オマケもかなり進化していることに驚くと当時に、昔の「カプリコチョコ」が好きだった頃を懐かしく思い出しました。
『Dr.スランプ アラレちゃん』仕様のカプリコチョコ パッケージと
『妖怪ウォッチ』コマじろうバージョンのジャイアントカプリコ パッケージ
『Dr.スランプ アラレちゃん』『ドラえもん』『宇宙戦艦ヤマト2』のシール。
こんなシールが一枚ずつオマケに入っていました
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