『週刊少年ジャンプ』10月3日特大号を買ってきました。秋本治さんの『こちら葛飾区亀有公園前派出所』、最終回を読むためです。
現在連載中のマンガ家さんたちが、それぞれ両さんを描くという表紙もにぎやかでした。できれば、同作品と誌面で競ってきた歴代の人気マンガ家さんにも描いていただければ、もっとインパクトがあったかもしれません。
こちらは、増刊『こち亀ジャンプ』にて、レジェンド作家たちがそれぞれ『こち亀』キャラを描くという企画になっているようです。
本誌では、ポスターや秋本さんのスペシャルメッセージなど様々な企画ページとともに、記念すべき第1話をカラー掲載してくれたこともうれしいことでした。現在とは絵柄も劇画タッチでまったく違いますし、当時はペンネームも別の名前でした。
久しぶりにこの雑誌サイズの1話のページをめくり、当時『ジャンプ』をリアルタイムで読んていた頃を思い出しました。絵のタッチこそ違いますが今も笑えてとても面白く、まさに『こち亀』はここから始まったことが分かる歴史的作品でした。
実は当初、同時発売の単行本『こちら葛飾区亀有公園前派出所』200巻だけを買うつもりでした。最終回が本誌と単行本と、同時に掲載されると告知されていたからです。この最終回には、やはり4年に一度登場の日暮さんも登場してくれたのは、長年の読者としても喜びでした、
しかし本誌を読んで、両さんの口から、「『少年ジャンプ』と『コミックス200巻』では『オチ』が違ってます」というセリフが飛び出し、これは本誌も買ってよかったと思いました。単行本とともに、この本誌も永久保存版となりそうです。
40年間という長い間、休まず週刊連載を続けられたことは、ものすごい偉業です。時代時代で読者も流行も、そして求められる感性も変わってくるでしょう。少年週刊誌、しかも『少年ジャンプ』という第一線の舞台で、面白い作品を描き続けてこられた秋本治さんには、心より感謝と御礼を申し上げます。
『週刊少年ジャンプ 10月3日特大号』NO.42「こち亀連載40周年記念号」(集英社刊)
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