『TMSオフィシャルGUIDE BOOK2016-2017』配布中
- 2016/10/02
- 09:07
アニメ制作会社トムス・エンタテインメントの、オフィシャル・フリーペーパーを読みました。
トムス・エンタテインメントといえば、現在も『名探偵コナン』や『ルパン三世』のテレビスペシャル、『アンパンマン』などを、制作する老舗です。昔からのファンからすれば、東京ムービーと言ったほうが馴染み深いかもしれません。
これはフリーペーパーとはいえ、オールカラー16ページの冊子で、東京ムービー設立からの歴史や、『名探偵コナン』ができるまで、そしてお宝や新作情報などが満載のもはやパンフレットといってもいいくらいの濃い内容です。
しかも、設立時TBS社内に発足したというマニアックな情報から社名の移り変わりまで記載されており、古くからのファンも楽しめるものになっていました。
東京ムービー作品を支えたクリエイター伝説というコラムでは、出崎統さん、宮崎駿さん、芝山努さん、そして高畑勲さんが紹介されています。
また、現在トムス作品を支える「トムスの至宝」として、亀垣一さん、平山智さん、鍋島修さんという3人のクリエイターのミニインタビューも掲載されていました。このお三方は、スタジオZ5出身と、スタジオNO.1の出身です。金田伊功さんの流れに連なる方々が現在のトムス作品を担われているということは、また感慨深く感じます。
あえて言わせていただければ、東京ムービー作品を支えてきた伝説のクリエイターといえば、まだまだいらっしゃると思いました。
ご存知、Aプロを率いて数々の初期作品の現場を指揮した楠部大吉郎さん、『巨人の星』の名演出家・長浜忠夫さん、『ムーミン』、『旧ルパン三世』などを手掛けた名アニメーター・大塚康生さん。『宝島』、『エースをねらえ!』、『あしたのジョー2』、『スペースコブラ』など数々の名作を出崎統さんと生み出した杉野昭夫さん。東京ムービー自社スタジオのアニメーターとして、『新ルパン三世』や『元祖天才バカボン』など数々の作品を支え続けた北原健雄さん。『新巨人の星』や『はじめ人間ギャートルズ』、そして『ムーの白鯨』など数々の作画監督を担当した香西隆男さんなどなど。
記事スペースの制限もあったでしょうが、個人的にはこの6人も加えて10名にしていいただけたら、とも思いました。
見ていた時期や作品によっては、もっと別の意見もあるかもしれません。ただ、この冊子を読んで、かつて自分が東京ムービー作品を熱心に見ていた頃を思い出しました。
この『TMSオフィシャルGUIDE BOOK 2016-2017』は、秋葉原の東京アニメセンターで配布されていました。古くからのアニメファンの方にも、機会がありましたらご一読をお勧めします。

『TMSオフィシャルGUIDE BOOK 2016-2017』(トムス・エンタテインメント発行)
激レアお宝その①として、懐かしい東京ムービーファンクラブの手帳が紹介されていました。
トムス・エンタテインメントといえば、現在も『名探偵コナン』や『ルパン三世』のテレビスペシャル、『アンパンマン』などを、制作する老舗です。昔からのファンからすれば、東京ムービーと言ったほうが馴染み深いかもしれません。
これはフリーペーパーとはいえ、オールカラー16ページの冊子で、東京ムービー設立からの歴史や、『名探偵コナン』ができるまで、そしてお宝や新作情報などが満載のもはやパンフレットといってもいいくらいの濃い内容です。
しかも、設立時TBS社内に発足したというマニアックな情報から社名の移り変わりまで記載されており、古くからのファンも楽しめるものになっていました。
東京ムービー作品を支えたクリエイター伝説というコラムでは、出崎統さん、宮崎駿さん、芝山努さん、そして高畑勲さんが紹介されています。
また、現在トムス作品を支える「トムスの至宝」として、亀垣一さん、平山智さん、鍋島修さんという3人のクリエイターのミニインタビューも掲載されていました。このお三方は、スタジオZ5出身と、スタジオNO.1の出身です。金田伊功さんの流れに連なる方々が現在のトムス作品を担われているということは、また感慨深く感じます。
あえて言わせていただければ、東京ムービー作品を支えてきた伝説のクリエイターといえば、まだまだいらっしゃると思いました。
ご存知、Aプロを率いて数々の初期作品の現場を指揮した楠部大吉郎さん、『巨人の星』の名演出家・長浜忠夫さん、『ムーミン』、『旧ルパン三世』などを手掛けた名アニメーター・大塚康生さん。『宝島』、『エースをねらえ!』、『あしたのジョー2』、『スペースコブラ』など数々の名作を出崎統さんと生み出した杉野昭夫さん。東京ムービー自社スタジオのアニメーターとして、『新ルパン三世』や『元祖天才バカボン』など数々の作品を支え続けた北原健雄さん。『新巨人の星』や『はじめ人間ギャートルズ』、そして『ムーの白鯨』など数々の作画監督を担当した香西隆男さんなどなど。
記事スペースの制限もあったでしょうが、個人的にはこの6人も加えて10名にしていいただけたら、とも思いました。
見ていた時期や作品によっては、もっと別の意見もあるかもしれません。ただ、この冊子を読んで、かつて自分が東京ムービー作品を熱心に見ていた頃を思い出しました。
この『TMSオフィシャルGUIDE BOOK 2016-2017』は、秋葉原の東京アニメセンターで配布されていました。古くからのアニメファンの方にも、機会がありましたらご一読をお勧めします。

『TMSオフィシャルGUIDE BOOK 2016-2017』(トムス・エンタテインメント発行)
激レアお宝その①として、懐かしい東京ムービーファンクラブの手帳が紹介されていました。
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