『ゴワッパー5ゴーダム』最終回から40年
- 2016/12/29
- 10:15
今から40年前の1976年(昭和51年)12月29日、タツノコプロの『ゴワッパー5ゴーダム』の最終回が放映されました。
この作品は同年4月4日、日曜夜7時から朝日放送系でスタートしました。ただ、同時間帯に『UFOロボ グレンダイザー』が先行していたこともあり、放映枠を水曜夕方6時からに移し全36話で完結となりました。
玩具メーカーのタカラがメインスポンサーとなり、東映動画の『鋼鉄ジーグ』や『マグネロボ ガ・キーン』などと同じ「マグネモ」シリーズのラインナップで玩具商品も展開されました。
時間帯の移動後は、内容も玩具の展開に合わせ「ゴーダムドラゴン」や「ゴーダムスカイハイ」などに変型合体するテコ入れが行われました。
このテコ入れ前に社内で行われた会議では今後の展開のことなど、かなり喧々諤々の白熱した議論が行われたと、総監督の鳥海永行さんの生前に伺ったことがあります。
後半コンピューターが壊れ、大洗博士が登場しなくなったことは残念でしたが、子どもたちが中心になり、ゴーダムがチェンジする際の五右ェ門の活躍など、それぞれの見せ場が増えたことはうれしく思っていました。
『ゴワッパー5ゴーダム』は、私自身もかなりハマった作品でした。ゴワッパー5のメンバーはもちろん、志摩さんや荒船師団長、そして地底魔人のマグダーやドックガーン、ケラゲラ、皇帝ジゴクダーたちも魅力的なキャラクターでした。
ネンドロイドと言えば、今やフィギュアの名称のようですが、『ゴーダム』のファンからとしては、ドロンジャー兵士のことを思い出します。
作画のバラツキもありましたが、二宮常雄さんや須田正己さん、湖川滋(現・友謙)さん、井口忠一さんなどが参加しており、これはと思える回もありました。
なにより、ストーリーは重くても明るいゴワッパーのメンバーやそれぞれのメカの活躍が楽しく、また重量感溢れるゴーダムの動きなど、毎回ハラハラしながらテレビの前に座っていたことを覚えています。まだアニメ雑誌もネットもなく、情報はほとんど無かった時代でしたから、ただただ毎回の放送に集中していたのです。
40年前、ジゴクダーとの最終決戦後、蘇った大洗博士のコンピューターにより、ゴーダムは奇顔島に眠ります。楽しみにしていた作品が終ってしまうのは寂しいことでしたが、その後もゴワッパーたちは、どこかで今も元気に活躍していると思わせてくれる、余韻の残る素敵なラストでした。
毎週ワクワクして見せてくれた、『ゴワッパー5ゴーダム』のスタッフの方々に改めて感謝します。

『ゴワッパー5 ゴーダム』の原画と動画
凛々しい洋子のアオリの原画は、湖川さんと分かりますね。
■『ゴワッパー5ゴーダム』関連記事
祝・放映開始40周年 『ゴワッパー5ゴーダム』
2016年4月4日
http://animenikansya.blog.fc2.com/blog-entry-254.html
この作品は同年4月4日、日曜夜7時から朝日放送系でスタートしました。ただ、同時間帯に『UFOロボ グレンダイザー』が先行していたこともあり、放映枠を水曜夕方6時からに移し全36話で完結となりました。
玩具メーカーのタカラがメインスポンサーとなり、東映動画の『鋼鉄ジーグ』や『マグネロボ ガ・キーン』などと同じ「マグネモ」シリーズのラインナップで玩具商品も展開されました。
時間帯の移動後は、内容も玩具の展開に合わせ「ゴーダムドラゴン」や「ゴーダムスカイハイ」などに変型合体するテコ入れが行われました。
このテコ入れ前に社内で行われた会議では今後の展開のことなど、かなり喧々諤々の白熱した議論が行われたと、総監督の鳥海永行さんの生前に伺ったことがあります。
後半コンピューターが壊れ、大洗博士が登場しなくなったことは残念でしたが、子どもたちが中心になり、ゴーダムがチェンジする際の五右ェ門の活躍など、それぞれの見せ場が増えたことはうれしく思っていました。
『ゴワッパー5ゴーダム』は、私自身もかなりハマった作品でした。ゴワッパー5のメンバーはもちろん、志摩さんや荒船師団長、そして地底魔人のマグダーやドックガーン、ケラゲラ、皇帝ジゴクダーたちも魅力的なキャラクターでした。
ネンドロイドと言えば、今やフィギュアの名称のようですが、『ゴーダム』のファンからとしては、ドロンジャー兵士のことを思い出します。
作画のバラツキもありましたが、二宮常雄さんや須田正己さん、湖川滋(現・友謙)さん、井口忠一さんなどが参加しており、これはと思える回もありました。
なにより、ストーリーは重くても明るいゴワッパーのメンバーやそれぞれのメカの活躍が楽しく、また重量感溢れるゴーダムの動きなど、毎回ハラハラしながらテレビの前に座っていたことを覚えています。まだアニメ雑誌もネットもなく、情報はほとんど無かった時代でしたから、ただただ毎回の放送に集中していたのです。
40年前、ジゴクダーとの最終決戦後、蘇った大洗博士のコンピューターにより、ゴーダムは奇顔島に眠ります。楽しみにしていた作品が終ってしまうのは寂しいことでしたが、その後もゴワッパーたちは、どこかで今も元気に活躍していると思わせてくれる、余韻の残る素敵なラストでした。
毎週ワクワクして見せてくれた、『ゴワッパー5ゴーダム』のスタッフの方々に改めて感謝します。

『ゴワッパー5 ゴーダム』の原画と動画
凛々しい洋子のアオリの原画は、湖川さんと分かりますね。
■『ゴワッパー5ゴーダム』関連記事
祝・放映開始40周年 『ゴワッパー5ゴーダム』
2016年4月4日
http://animenikansya.blog.fc2.com/blog-entry-254.html
- 関連記事
-
- アニメーター坂本三郎さんの足跡
- かまやつひろしさんに感謝
- 『ゴワッパー5ゴーダム』最終回から40年
- 高井研一郎さんに感謝
- 肝付兼太さんに感謝