シール/ステッカーの思い出 その9
- 2017/02/05
- 09:59
アニメがまだ「テレビまんが」と言われていた時代でも、スーパーに並んでいた一般の食品にシールのオマケはついていました。
子ども向けのおやつソーセージから、はちみつ、清涼飲料、パンなどに、表から見ても人気作品のシールが、オマケだと分かるようなっていました。
これらを買うのは大人でも、ユーザーが子どもだったため、その世代にアピールできるセールス戦略のひとつだったのでしょう。
『新オバケのQ太郎』放映中は、プリマハムの『オバQソーセージ』が人気でした。中にシールが封入され、子どもたちはこれを集めていたのです。
私もこのソーセージが好きでいつも買ってもらっていたのですが、ある時急に店頭から姿を消したことがありました。あちこちの店を探してもらったのですが、どこも品切れで買えなくなったのです。この時はガッカリしたことを記憶しています。
サクラ印のはちみつには後年『センダマン』などのシールがつきましたし、森永の乳性飲料「コーラス」や「マミー」には、同社が提供していた『科学忍者隊ガッチャマン』のシールがついていました。日本栄養食品のふりかけでは、人形型の容器が有名ですが、袋ものでも『超電磁ロボ コン・バトラーV』などのシールのオマケを覚えています。
もともとはテレビアニメ黎明期、丸美屋のふりかけには『エイトマン』シールがついていました。将を射んと欲すれば先ず馬を射よ、のことわざにもあるように、子ども向けにオマケを付け商品を売る戦略は、古くから存在しました。
ただ子どもたちも、バカではありません。いくら気に入ったシールがオマケに入っていても、美味しくなかったらもう買ってとは頼まないでしょう。オマケシールを媒介にしてメーカーは売り上げを上げ、子どもたちにはシールが喜ばれる、そんな時代だったのかもしれません。(つづく)

日本栄養食品のふりかけのオマケシール『超電磁ロボ コン・バトラーV』
森永マミーのオマケシール『科学忍者隊ガッチャマン』
子ども向けのおやつソーセージから、はちみつ、清涼飲料、パンなどに、表から見ても人気作品のシールが、オマケだと分かるようなっていました。
これらを買うのは大人でも、ユーザーが子どもだったため、その世代にアピールできるセールス戦略のひとつだったのでしょう。
『新オバケのQ太郎』放映中は、プリマハムの『オバQソーセージ』が人気でした。中にシールが封入され、子どもたちはこれを集めていたのです。
私もこのソーセージが好きでいつも買ってもらっていたのですが、ある時急に店頭から姿を消したことがありました。あちこちの店を探してもらったのですが、どこも品切れで買えなくなったのです。この時はガッカリしたことを記憶しています。
サクラ印のはちみつには後年『センダマン』などのシールがつきましたし、森永の乳性飲料「コーラス」や「マミー」には、同社が提供していた『科学忍者隊ガッチャマン』のシールがついていました。日本栄養食品のふりかけでは、人形型の容器が有名ですが、袋ものでも『超電磁ロボ コン・バトラーV』などのシールのオマケを覚えています。
もともとはテレビアニメ黎明期、丸美屋のふりかけには『エイトマン』シールがついていました。将を射んと欲すれば先ず馬を射よ、のことわざにもあるように、子ども向けにオマケを付け商品を売る戦略は、古くから存在しました。
ただ子どもたちも、バカではありません。いくら気に入ったシールがオマケに入っていても、美味しくなかったらもう買ってとは頼まないでしょう。オマケシールを媒介にしてメーカーは売り上げを上げ、子どもたちにはシールが喜ばれる、そんな時代だったのかもしれません。(つづく)

日本栄養食品のふりかけのオマケシール『超電磁ロボ コン・バトラーV』
森永マミーのオマケシール『科学忍者隊ガッチャマン』
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